マガジンのカバー画像

2章.死にかけたホテルを救え!?in ラオス

23
一年前、インターンとして初めてラオスに行く。 そこでお世話になった方のマインドコントロールにて、 カイトの夢を思い出すことに成功。 お世話になった方 『あなたの将来の夢はなんで…
運営しているクリエイター

2021年8月の記事一覧

学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.6 死にかけたホテルを救え!? 〜スタッフの闇〜

学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.6 死にかけたホテルを救え!? 〜スタッフの闇〜

味方がいない。
一人では何もできない。

まずはコミュニケーションだ。
信頼がなくては、いくら言っても続かない。
マネージャーとして来たと説明しているが、所詮アウトサイダーだ。

が、彼らは英語があまり得意ではない。
初めは、こっちから話しかけ、向こうがそれに答える。
会話のキャッチボールになっていない。

毎日毎日、
スタッフと一緒に汗を流して働き、
時にはジョークを言って笑いあい、
少しずつ距

もっとみる
学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.5 死にかけたホテルを救え!? 〜山本五十六大先輩〜

学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.5 死にかけたホテルを救え!? 〜山本五十六大先輩〜

動けば変わる。

収益計算書を見てからは、より慎重に考えて、動かなければならなくなった。
崖っぷちにいる。すぐ目の前は崖だ。一歩でも間違うと死んでしまう。
が、動かなくても死ぬ。
少しの判断ミスも許されない。

とりあえず、何をすべきか集中して考える。

、、、、、、、、、、、、、。

ずっと目を開いて考えていたので、目が乾く。コンタクトなのですぐ乾く。Σ(◯_◯);;!!!!!
頭がパンクした。

もっとみる
学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.4 死にかけたホテルを救え!? 〜判断ミス〜

学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.4 死にかけたホテルを救え!? 〜判断ミス〜

大きなミスをしてしまった...。

ここに来て1週間が立つ。
ひっそりと佇む潰れかけた仄暗い館の全貌が見えてくる。

前回のお話では、
稼働率10%、毎月4000ドルの赤字が出ていることが明らかなり、
最初の一歩で大きな問題を突きつけられた。

稼働率10%のホテルなんて見たことがない。
どんなに低いホテルでも30%くらいだ。。

日本人投資家が見向きもしなかったのがよくわかった。
が現実、そうで

もっとみる
学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.3 死にかけたホテルを救え!? 〜衝撃の事実〜

学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.3 死にかけたホテルを救え!? 〜衝撃の事実〜

状況が最悪だ。

何もかも事前にもらっていた資料・情報とは違う。

騙された。。。

大学4年の夏。
去年、ラオスのインターン先でお世話になった方から、
ホテルのマネジメントの話があるけどやってみる?という一通のメールが来た。

詳細を聞いてみると、
1泊5ドルでも、十分に収益はプラスになっているそうだ。
しかし、バングラディッシュ人オーナーはすぐにでも、手放したいそう。
が、投資家には見向きもさ

もっとみる
学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.2 死にかけたホテルを救え!? 〜暗黒世界〜

学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.2 死にかけたホテルを救え!? 〜暗黒世界〜

異常に暗い。

ここに来て数日が経つ。
ハイシーズンだというのに客足が伸びる気配がない。
数日滞在してわかったことがある。
ここは暗い。清潔感が全くない。

フロント、廊下、客室、レストランではほとんど照明をつけない。もしくは、切れている。もしくは、照明自体がない。
建物の損傷はひどく壁や天井には穴が空いている。夜になると犬の遠吠え。1泊5ドルで暗い部屋には、良識の無い者、酒やドラッグに溺れる者、

もっとみる
学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.1 死にかけたホテルを救え!? 〜始まりの書〜

学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.1 死にかけたホテルを救え!? 〜始まりの書〜

なぜ半年もラオスに行くの?とよく聞かれる。

始まりは、ちょうど1年前に言った一言だった。

去年の夏インターンとして二週間、
ラオスで飲食ビジネスをされている方のところでお世話になった。 
「君の将来したいことはなに?」 

私「ホテルを経営することです・・」

あれから一年が経った。

今から3ヶ月前、突然その人から連絡が来る。

”ラオスで月4000ドルで借りているホテルがあるんだけどマネジ

もっとみる