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滑走性のコンディショニング 症例紹介

2回連続で表層組織の滑走性のアプローチを紹介しました。
今回は、私がクリニックで経験した患者さんの症例を元に紹介します。
少し固い感じの内容になるかもしれないです・・・・すみません

症例:50代 女性 
職業:コールデスク トイレ以外はほぼデスクに座りっぱなし ノートPC使用
症状:頸部痛 どんな動きをしても痛い
   仕事が忙しくなると頭痛も起きたりする  夜間痛はない
Dr診察:診断:頸肩腕症候群「頚椎生理的前弯消失」
リハビリ介入:同日スタート
 疼痛:頸部前屈・後屈・側屈・回旋 特に左優位 

この辺りに痛みの訴え!!エリアで訴える痛み・ピンポイントではない

痺れ:(-)   触診:僧帽筋周囲
可動域:前屈30 後屈20 回旋20/20 側屈20/20  (スクリーニング)
姿勢:座位 頭部前方・胸椎フラット 骨盤後傾 肩前方下制
   立位 スウェーバック
他にも評価してますが、、省略します

アプローチ:長時間同姿勢での表層滑走性低下を仮定

①前々回に紹介した
 疼痛部位 浅部へのアプローチを実施 (イラストは前々回の記事参照)
 可動域拡大 疼痛:スタート10に対し3まで改善
②前回紹介した
 疼痛深部へのアプローチ実施(イラストは前々回の記事参照)
 可動域改善 疼痛:2まで低下

浅部へのケアを指導(次回ケアを紹介します)
・デスクワーク中にできるケアを指導
2週間後リハビリ来院にて疼痛消失 可動域も改善傾向
予防も含め、姿勢へのアプローチ実施

コンディショニングも含めて、4回目以降は月に1回へ変更し介入。
現在も疼痛はなく、ケアしているとのこと

このように実際に私もアプローチをし、改善が見られる症例も見られています
皮膚・筋膜への考えは引き続き、勉強したいと思います。







基本的には:ミルフィーユのような階層構造で、下には筋肉や関節がある
組織を「浅部」「深部」分けれる
これを基本にケアを考えましょう!!!


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