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最近読んでいる本(10) #101

今日はめちゃくちゃ暑いですね。

いつも昼間に取り組んでいるランニングも厳しいので今日は読書の日にしました。

皆様も寒暖差に気を付けてお過ごしください。


読んだ本のストックがたまってきたので感想を書き残したいと思います。


世界屠畜紀行
内澤 旬子 (著)

↑世界の屠畜の手法や施設だけではなく、犠牲祭などの文化について詳しく書かれており、世界の食肉への意識や捉え方を知ることができて面白かったです。「屠畜」という言葉や行為への偏見について各国で取材をする著者と現地の人達の会話もリアルで面白かったです。屠畜自体だけでなく、動物愛護、倫理、衛生など、普段は一般の人の目につかないことについても詳しく書かれており、畜産の現状を知らない人には驚きが大きい内容になっているんだろうなぁと思いながら読みました。畜産に携わった私は、屠畜や畜産に関する誤解や偏見がなくなるといいなと、この本を読んで改めて思いました。

苦しいとき脳に効く動物行動学
小林 朋道 (著)

↑「自然の中で100人程度の集団をつくって狩猟採集を行う生活」をする生物である人間が、現代社会で生活するなかで、不安や危機感を感じることの基準が以前の狩猟生活をしていたころの本能に従っていることを説明していて、なるほどなぁと思うことが多々ありました。難解な部分があったり、構成も読みづらかったりで、読むのが難しかったですが、現代社会の人間を動物行動学の視点で分析しているのは面白いと思いました。

ラジオ深夜便 うたう生物学
本川 達雄 (著)

↑ラジオ深夜便を聴いたことはないですが、この本を読んでラジオの方を聴いてみたいと思いました。ナマコやヒトデなどの生態について知らないことばかりで、驚きがたくさんあって(例えば、ナマコには心臓も脳もないなど)面白かったです。また、生物の「なぜ?」というところを現代社会の動きや現代人などを踏まえて書かれた部分も多く、なるほどなぁと思いながら読みました。語り口調で書かれており、穏やかで読みやすかったです。

きつねとおおかみ
ヨゼフ ラダ (著)

↑上記の「世界屠畜紀行」の中で紹介されていたヨゼフ・ラダの作品。この作家さんは絵本や童話を書いており、独特な素敵なイラストと動物の表現が気に入って読んでみました。キツネのずるさやまぬけさが人間的に捉えることもでき、大人が読んでもハッとする内容だと感じました。毎日少しずつ読むと楽しいだろうなぁと思いました。

下記の作品も読みました。


学名の秘密 生き物はどのように名付けられるか
スティーヴン・B・ハード (著)

↑生物の学名に人物の名前が付けられることは知っていましたが、それが必ずしも発見者ではないことや有名人、偉大な科学者、家族などの名前を付けるケースがあることは初めて知りました。生物の生態や種によっては、命名することで負のイメージをもたせたりすることがあるというのも初めて知りました。献名という裏に隠された全く知らないストーリーや科学者の考え方が沢山あることに気づき、やや難解でしたが、なるほどなと思いながら読みました。

戦場のピアニスト
ロナルド ハーウッド (著)

↑映画は何度も観ていたので、内容を把握している上で読了。ワルシャワ・ゲットーで起きた迫害やひどい仕打ちは目をそむけたくなるほどのものであったことを改めて感じました。シュピルマンの細くも生き延びて進んでいこうとする意志が繊細に描かれており、美しく表現されているなと思いました。また映画を観る際には細かい描写に注視して観たいと思いました。

総特集 角野栄子: 水平線の向こう
角野 栄子 (著)

↑「魔女の宅急便」で有名な角野英子さんのコラム、エッセイ集。
いろんな作家さんとの対談、角野さんの人生、いろんなものの遍歴が書かれており、ほっこりするし、いつまでもクリエイティブに過ごす姿は尊敬できるなと思いました。「魔女」と呼ばれる所以や、そのやさしさや柔らかさを感じ取れる内容でした。角野さんの作品はまだあまり読んでいませんが、その豊かな表現を感じたいと思ったので、他の作品も今後読んでみたいなと思いました。(ざつようがかりさんおススメの本😊)

以下の作品も読みました。


運転者 単行本
喜多川 泰 (著)

↑自分が不運だと思って過ごしていると、何事もうまくいかないということにこの本を読むと気づかされます。なんでもポジティブに考えることだけが良いわけでなく、今起きたことが自分にとって意味あることだったと考えること、運が良い悪いに左右されているように考えすぎないことの大切さを身に沁みて感じました。サクサク読める内容で、一気に読み終えました。シンプルに面白かったし、普段からの自己啓発にもなる良作でした。(あすみんさんおススメの本😊)


不安を乗り越える10のステップ
ベヴ・エイズベット (著)

↑不安やパニックに襲われたときに「あいつ」とどのように向き合うかについて、イラスト多めで簡単な文章で書かれています。「あいつ」と共存し、不安やパニックを乗り越え、楽しい人生にできるよう自分をコントロールすることの手助けをしてくれる1冊。この本を読んで、自分が不安になった時に客観的に見つめることができれば「あいつ」も怖くなくなるだろうなぁと改めて思いました。(a_0018さんおススメの本😊)


他にも以下の本を読みました(力尽きたので感想は次回に 笑)。

以下、読んでる本、これから読む本。


他にも読んでいる本や読みたい本がありますが、すこしずつ書き出そうと思います。

以前おすすめいただいた本もたくさん読めていますが、どの本も楽しくて、新しい良い出会いだなと喜んで読んでおります。

まだまだおススメの本を読み切れていないので、少しずつ読んでいきたいです!

次回はまた少し読み進めたら書き残したいと思います。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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