【50代ランナー】 ハーフマラソン21.1km+ロードバイク150km -後編-
前回のあらすじ
雨ふる中、ロードバイクで90km先のマラソン会場に5時間かけて到着しました。さーて、ハーフマラソン走るぞ!と思ったらペースを表示できるガーミンウォッチがない。ぼーっとして荷物預けにしてしまったのでした。
午前9:00ハーフマラソンスタート!
開会式が終わっても雨は降り続け、防水シェルのフードをかぶって整列します。雨はスタート後に止む予報だったので、周りの選手は簡易雨具を使い捨て作戦のようです。ただ気温が低く最後まで着ている選手もいました。
もともと目標タイムは6分/kmで2時間10分くらいかなとモヤッと計画。最初の3kmは上り坂もあり苦しくないペースで進みます。徐々にペースが同じくらいの選手と並ぶようになり、ペースメーカーを探します。
ペースメーカー発見
自分より年齢若め(←大事)の「下関海響マラソン」大会Tシャツを着た、妙にフォームがいい男性ランナーさんをロックオン。ちょっと苦しいかな?くらいのペースで追いついたり離れたり、最適ペース。
ただハーフの折り返しで、彼はフルマラソンだったらしくお別れでした。タイム的にサブフォー狙いのペースだったようで、ちょっと速めに引っ張ってもらいました。誰だかわからないけど、ありがとうございました。
足をつる徴候
ロードバイク5時間乗車後でしたので、ある程度覚悟はしていました。補給は登山用品店で購入したジェル「オレは摂取す」をスタート前にと、今やスーパーで手に入る「アミノバイタルゼリー」を走りながらチビチビと。
前回のバイク110km⇨ラン7kmでは前ももがつりやすかったので、ロードバイクでは後ろももで進むことを意識してました。そのおかげか補給の効果か、上り坂で前ももが2回ピキッとつりそうでしたがスッとひきました。
折り返し後 ペースあげたけど
折り返しのコーンでフルマラソンの選手に別れを告げ、若干の下り基調をペースを上げていきます。ペースメーカーが見つからず時間もわかりませんが、行ける範囲で進みます。残り3kmから上り坂にさしかかります。
さすがに疲労が出てきて給水所でウォークを入れたりして、同じペース組からは遅れがち。ただそれなりに速そうな集団でしたので2時間くらいでいけるんかなぁ?と想像。幸い体の痛い場所はなく、進んでいけます。
ふと思い出す 2019年長崎五島
2018年長崎五島トライアスロンのミドルを完走した自分は、あとちょっとトレーニングしたらロングも行けるわ!と2019年トライアスロンロングに出場。バイクコースが長い長い&上り坂でコテンパンにやられました。
なんとか制限時間以内にバイクパートは終了したものの、走る力は残っておらずランパートはトボトボと歩くしかできない展開。21.1kmを何とか戻ってきたものの、給水所も折り返しも片付けされて真っ暗でした(T_T)
次はロードバイク後このペースでいけたら!
スタート地点に戻ってきた
MCの声がスタジアムの中から聞こえてきました。「◯◯さん目標の2時間切りおめでとうございます!」。お?まだ2時間前なんですね。スタジアム周りを1km走ってグランドに入ってきました。この1kmとても長く感じる。
フィニッシュゲートが見えて前の前の選手がテープを切っているのをぼんやり見ていたら、その横の掲示板が1時間50分後半を示してます。あれ?ダッシュしたらいける?とダッシュ。無事2時間切りでフィニッシュー。
ここで終わりではない
皆さんのゴールはここなのですが自分のゴールは90km先なので荷物を出して急いで着替えます。荷物からガーミンウォッチ発見、お留守番させてました。完走後の給食をチケットでいただいてロードバイクを準備します。
すべて自走で行くのは辛いので帰りはフェリーを使う作戦。まずは会場から10km先のフェリー乗り場を目指します。そこで初めて気づいた、あれ?この道マラソンコースなのでは? 慌ててパンフの通行止め情報を確認。
マラソン会場〜フェリー乗り場
13時からマラソンコースの片側が規制解除となるので、それまでの時間ロードバイクでコースの反対側の歩道をノロノロと進みます。すれ違うのはトボトボと進むフルマラソンの選手たち。13時になって車道を進みました。
フェリーの時間は13:15。間に合わないかなと思いましたが、規制解除後にに走ってきた自動車がまだ乗り込み中で最後に乗せてもらいました。フェリーに渡る板がもう半分上がっていたのですが、下げてもらってセーフ(汗)
鬼池港⇨口之津港(30分)
午前2時半からずっと外にいるので、フェリーの中は快適。めちゃ自転車野郎的な装備をしているので、船員さん達も「お疲れさま〜」て声をかけてくれます。おお!サイクリストっぽく見えるといいことあるのねー😀
口之津港に到着。ここは昨年、ひとり合宿と称してロードバイクトレーニングしたコース上です。風は若干冷たいですが、晴れてきてサイクリング日和になりました。次は、32km先の島原港を目指します。
口之津港〜島原港
島原半島の道路は①信号が少ない②交通量が少ない③トイレが多いとサイクリングには最適です。ただ住民はロードバイクを追い越すのに慣れていないので、後ろで車がモジモジしていたら譲る必要があります。
あと何といっても、絶景の有明海を見ながら進めるのがポイントです。とても開放感がありますね。多少疲労感はあるので、上り坂は「ぅあ〜〜」という奇声をあげながらのぼっていきます。あと少しだ!
島原港⇨熊本港(30分)
ほとんど休憩をとらず島原港に着きました。前回は半島1周のベースにしたので勝手知ったる港。目指す時間の自動車用ゲートは閉まってますがまだ船に誘導中。しめた!と通用口にロードバイクをたてかけて受付へ直行。
受付で「まだ行けます?」ときいたらトランシーバーで尋ねてくれて、またもや最後に乗せてもらいました。駆け込み乗船、常習犯です(笑)。船内で少し補給を入れて、きれいなお席でウトウトできました。
ロードバイク走行まとめ
今回夜間〜日中の長距離ライドでしたが、装備やパッキングは大きな問題はありませんでした。雨装備◯、寒さ対策◯、夜間のライト△、着替え◯、日焼け対策◯、ロードバイク収納△(帰りに一部ズレあり)、体力(?)。
スピードやパワーとは別に、長時間トレーニングに対するスキルが上がっていることは素直にうれしいです。トレイルランもそうですけど、長時間になるとあらゆる想定をしておく必要がありますね。
総距離150km、速度約19km/時でした。
おわりに
目標とするトライアスロンロングはロードバイク150km⇨ラン42.2kmなので、まだまだ負荷としては不足ですけど少しずつ慣れていきたいですね。長距離ロードバイクの乗り方や装備、補給に関しては収穫がありました。
さーマラソンシーズン開幕ですが、ロードバイクも乗り込んでいきましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?