ニューヨークに生きる人々の悲喜劇
今日は、やっと読み終えた本を取り上げます。本の紹介はずいぶん久しぶりです。どうぞ最後までお付き合いください。
読んだ作品の紹介
「ブルックリン・フォーリーズ」
著者はポール・オースター
日本語訳は柴田元幸
2020年5月28日に新潮社から464ページの文庫版が出版されています。
あらすじ
この作品を選んだ理由
今年は文藝作品では、特に今までじっくり読んだことのない作家を読もうと考えています。韓国の作家が続いていましたが、今回はアメリカの作家で、柴田元幸さんら翻訳家によって、すっかり日本でも作品の翻訳が読みやすくなったポール・オースターを選びました。
感想
以前から季刊誌「MONKEY」にて柴田元幸さんが翻訳されているポール・オースターの作品は好きでした。
今回の作品もあらすじにあるように、主人公がニューヨークに住みながらもどちらかというと冴えない中年男性が主人公ですが、彼を取り巻く人々が、さすがアメリカと思うほど強烈な人たちです。
特に家族は彼を手こずらせるほどの個性なのですが、主人公は、次第にそれを楽しむかのように、彼らと冒険しつつ、人生を楽しんでいくのです。彼は私よりも若いので、バイタリティもありますが、年齢というよりもこれ起こる未来への好奇心とそれを楽しむ心を持ち合わせているところに魅力を感じました。
私の「翻訳もの特有(?)名前を覚えにくい」が発動して、読むスピードが落ちてしまい、読み終えるのに時間がかかりました。
読み終えてみると、気持ちよさがクセになり、また翻訳もの読みたい衝動を覚えています。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。あなたにとってかけがえのない1日となりますように。
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いつも読んでいただき、ありがとうございます。これからも励みますね。