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男女の違いを超え、身分を超えて

昨日は大好きな高田郁さんのシリーズものを読みました。

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呉服太物商でありながら、呉服仲間を追われ、呉服商いを断念することになった五鈴屋江戸本店。だが、主人公幸や奉公人たちは、新たな盛運の芽生えを信じ、職人たちと知恵を寄せ合って、これまでにない浴衣地の開発に挑む。男女の違いを越え、身分を越えて、江戸の街に木綿の橋を架けたい──そんな切なる願いを胸に、試行錯誤を続け、懸命に精進を重ねていく。両国の川開きの日に狙いを定め、勝負に打って出るのだが……。果たして最大の危機は最高の好機になり得るのか。五鈴屋の快進撃に胸躍る、シリーズ第十弾(「BOOK」データベースより)

最近五輪組織委員会森会長の発言で再熱した男女平等ですが、日本の平等はつい最近のことで、男尊女卑、差別は当たり前のようにありました。

そのせいもあるのか、そんな憂き目にあう主人公が活躍する、特に時代小説を好んで読んでしまいます。

高田郁さんが描く女性、このシリーズの主人公幸も、これでもかというほどに試練が次々やってきて、読み手である私でさえこれまでどれほど腹立ち、悲しんできていますが、それに増して、今では薄れてしまっている人との縁を大切にすること、それが己の身を助けるといったことも多くの場面で出てくるので、読み終えると次回作が待ちきれなくなるといった次第です。

商いも人生も主人公共々思い通りにはいきませんが、応援する各々が笑って生きていくことができたなら、それを見たり、聞いたりする私もきっと幸せなのだと感じる作品です。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
週末を有意義にお過ごしください。

昨日のnoteは↓

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