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季節を2倍楽しめてうらやましい

土曜日の昼下がり、いかが過ごしでしょうか?
3月に入り卒業、入学と同時に、転勤の声を多く聞くようになりましたね。

仕事から離れて、久しく年度末の慌ただしさの感覚もほとんど忘れてしまった私ですが、好きでよく読むHP「北欧、暮らしの道具店」で連載されているエッセイが昨夜胸にキューンと響きました。

それは文筆家大平一枝さんが書かれていたのものです。一部抜粋してご紹介します。

「私の中ではもうお花見やイースターは終わりました」1月の終わりのことだった。花の雑誌で月刊誌ともなると、季節感をいくつも先取りする。3、4月の花は紙面で十分楽しみましたという意味だ。でも行間からけして先取りを嫌っていない、なんだかのんびりと楽しそうな趣きを感じた。(中略)
急ぐことは悪だと妙に思いこんでいた、あの頃の窮屈な自分がむしろ懐かしい。歳を重ねると、やみくもに否定していた風景が、ちょっとしたことでまったく違って見えたりする。そして、多くの人生の先輩がきっとそう思ってきたように、私も再確認する。──歳を重ねるのも悪くない。

私も仕事を抱えていたときは、年度末になると自身の仕事に加え、愚息たちの進学等準備などが重なって、春を楽しめないというジレンマを抱えていたように思います。

けれど学校という現場で、多くの子どもたちの入学、卒業というハレの日に立ち合ったことは、2倍、いやもっとたくさん「人生の春」を楽しんだことになるのかもしれません。

これも大平さんがおっしゃるように歳を重ねたからこそ、わかることかもしれません。シニアの私は今後さらにアンテナを高くして、人生を楽しみたいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今日という1日があなたにとってかけがえのない1日となりますように。

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