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愛って、教育って、子どもためって

こんにちは。久しぶりに朝から太陽の日差しが降り注いでいます。予報も夏に逆戻りのような最高気温。体調管理が難しいですね。

さて順調に本を読んでいる毎日、昨日はこの作品を読み終えました。


読んだ本の紹介

出版社 ‏ : ‎ 双葉社
発売日 ‏ : ‎ 2023/7/26 
単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 352ページ

この本を選んだ理由

私たち夫婦にも2人の息子がおり、一応受験という大きなイベント(?)を親子で経験しました。作品の帯で登場人物の一人が東大合格を目指す受験生であること、著者自身が東大卒であることから読み始めました。

あらすじ

「絶対に東大合格しなきゃ許さない」――両親の熱烈な期待に応えるため、高校三年生の染野高志は勉強漬けの日々を送っていた。そんなある日、クラスメートの星愛璃嘉という少女から、自身をとりまく異常な教育環境を「虐待」だと指摘される。そんな星もまた、自身が親からネグレクトを受けていることを打ち明ける。心を共鳴させあう二人はやがて、自分達を追い詰めた親への〈復讐計画〉を始動させることに――。教室で浮いていた彼女と、埋もれていた僕の運命が、大学受験を前に交差する。驚愕の結末と切なさが待ち受ける極上の青春ミステリー。

Amazon内容紹介

感想

親の愛情、親の与える教育、それらが子どもへの虐待になるとはこの作品を読んで驚き、自分の子どもにはどうだったのか、恐ろしくなりました。

手を上げることはなかったものの、やはり精神的に追い詰めていたこともあったのではないかと、今反省しても仕方がありませんが、そうであれば申し訳ないと思います。幸いというべきか、息子たちは地元を離れ、進学、関東圏に就職して住んでいますので、精神的は親と完全に離れました。

この作品の「復讐計画」がクライマックスですが、計画を終えた一年後に星愛璃嘉が染野高志に語った一言が、救いであり、今受験勉強真っ只中にいる人たちへ、送りたい言葉です。

「明日が来るのを楽しみに思えること、そのために1度しゃがんで、我慢する日があったっていい。でもそれを決めるのは、全部自分自身なんだよね。」

本文より

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。あなたにとってかけがえのない1日となりますように。

昨日の本の記事はこちら

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