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小川糸著「椿ノ恋文」

そろそろ夕ご飯の準備時間が近づきました。今日は、夫がこれから飲み会というので、とても簡単です。

さて、図書館に予約できるだけ予約していたら、どんどん貸し出し可能になってきました。気を入れて読んでいかないとです。

昨夜読み終えたのは、小川糸さんのツバキ文具店シリーズの新作です。


読んだ本の紹介

2023年11月1日に幻冬舎から344ページの単行本として発売されています。

あらすじ

鎌倉と小高い山のふもとで、代書屋を営む鳩子。家事と育児に奮闘中の鳩子が、いよいよ代書屋を再開します。可愛かったQ Pちゃんに反抗期が訪れたり、亡き先代の秘めた恋が発覚したり、新しく引っ越してきたお隣さんとの関係に悩まされたり……。代書屋としても、母親としても、少し成長した鳩子に会いにぜひご来店ください。

出版社書籍案内より

この本を選んだ理由

初めて読んだ「ツバキ文具店」の印象がとてもよくて、さらに主人公鳩子を多部未華子さんが演じられたNHKの同名ドラマも好きだったので、このシリーズは読むことにしています。

感想

今回はQPちゃんの母親としてだけでなく、自分自身も出産を経験した鳩子が、先代の秘めた恋心を綴った手紙や葉書に触れ、改めて先代の心のうちを理解したり、代書の仕事を再開したことで、過去とこれからを見つめ直す、さらに成熟期に入った様子を読むことができます。

私も母親業をこなしましたが、血のつながった子でさえ、難しいのに血縁のない子の母親になった鳩子が、反抗期のQPちゃんに悩む姿も読みながら胸が痛みました。

このシリーズのいいところは、誰も傷つけることなく、幸せを掴んでいくところに、ホッとすることにあります。

今後このシリーズが続くのか、わかりませんが、きっと代書屋として、舞い込んでくる注文に人間性を問われるのだろうなと推測します。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

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