見出し画像

人を好きになるという、切ない想い

朝から比較的穏やかな日となり、夫は喜んでゴルフに行きました。私は洗濯後、読書をして読み終えた後横になりました。相変わらず、体調が今ひとつです。先ほど空模様が悪くなり、洗濯を取り込んでPCに向かっています。

今日読み終えたのは本屋大賞候補作となった伊吹有喜さんの作品です。

画像1

ある日、高校に迷い込んだ子犬。生徒と学校生活を送ってゆくなかで、その瞳に映ったものとは―。最後の共通一次。自分の全力をぶつけようと決心する。18の本気。鈴鹿でアイルトン・セナの激走に心通わせる二人。18の友情。阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件を通し、進路の舵を切る。18の決意。スピッツ「スカーレット」を胸に、新たな世界へ。18の出発。ノストラダムスの大予言。世界が滅亡するなら、先生はどうする?18の恋…12年間、高校で暮らした犬、コーシローが触れた18歳の想い―。昭和から平成、そして令和へ。いつの時代も変わらぬ青春のきらめきや切なさを描いた、著者最高傑作!(「BOOK」データベースより)

私にとって伊吹作品は「地の星」「雲を紡ぐ」に続く3冊目に作品です。
著者の作品は人間を温かい目で見ているところ印象的。この作品でもそれを強く感じました。

めぐる潮の音
セナと走った日
明日の行方
スカーレットの夏
永遠にする方法
犬がいた季節

本作品は18歳というまさに青春真っ只中の高校生たちが、悩み苦しみながらも前へ進んでいく瑞々しい様子を、犬のコータローの目も通しながら描いた連作短編集です。

『人を好きになるという、切ない想い。』

長い紆余曲折を経ても想い人にたどりつくという幸せな結末に、シニアの私も嬉しくなったそんな作品です。

今まさに高校時代を生きている人、その時代をすぎて社会人となった人、私のように自分の命が尽きるのを待つ人も、誰が読んでも心に残る素敵な作品は本屋大賞候補作でなくても、読んでいただきたい作品だと思いました。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
週も半分過ぎましたね。もうひと頑張りしましょうか。

バックミュージックはこちら


#伊吹有喜 #双葉社 #読書note #読書 #シニア #本のある暮らし #いなか暮らし #本好きな人と繋がりたい #読書好きな人と繋がりたい


いつも読んでいただき、ありがとうございます。これからも励みますね。