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小学生は知らない ~合格するには練習をしなければならない事~

以前、ツイートをした件でもう少し深堀。

最初に伝えなければならないのが、『努力する』からといって必ず『成功する』かというと、勿論そうではありません。

ただ『成功する』人は、必ず『努力をしている』。これはよく聞くフレーズです。

これはこれで、小さな子たちに教えていく必要がありますが、今回の話(ツイート)はその前段の話です。


そもそも論で、小学生は中間・期末試験というのが存在しないので、家で試験勉強をして”良い点数をとってやろう!”という概念がまずありません。

小学生には学習の進捗や理解度を計るのに日々のテストが利用されています。勿論、学習塾、他習い事等で訓練されている小学生は別です。学習塾内でのテストなどに追われ塾で勉強する・習う以外に家でも準備をしなければなりません。


ふと疑問がわいた

『検定試験前なのに、生徒達は何故、家でも練習をしないのか?』

私が指導している、そろばん教室ですが日本商工会議所の検定が年3回行われています。この検定試験、難易度が結構高く授業だけでの練習量ではなかなか合格まで到達できません。にもかかわらず、合格はしたいと言うが練習をしようとしない。なぜなのか・・・。


そろばんはシンプルで『努力量』が予め決まっている習い事

例えば、日商珠算2級検定であれば、「○秒で何問解かないと厳しい」など、スピードと正確性が要求されます。練習はとにかく繰り返し合格点までもっていくのみ。

ですので、各級の『努力量』(珠をはじいて練習する量)がそのレベルに
達すると合格がみえてきます。

要は、その級(レベル)にあった、はじきこみ練習(努力量)が必要なわけです。


そんな状況の中、練習をしようとしない生徒ら

その時、仮説が頭をよぎりました。練習する生徒は、するのですが、もしかすると、練習(努力)しないと合格できないということを知らないのでは?

合格をするために、練習(勉強)をするのは
当たり前。

これは我々大人だからこその考えではないでしょうか。

私たち大人は、高校受験や大学受験をはじめ小学生以降、「やらないと合格しない」という場面を何度も経験してきています。たとえば、自動車免許などいい例です。

ですが、小学生の子供たちはそういった場面はほぼないと言っていいでしょう。(前述したように学習塾・他習い事をしている子供は別)


だからこそ、教えなければならない事

これは意外と盲点で、私のようにそろばん指導者のみならず、小学生を対象に習い事を指導している指導者は、

そもそも小学生は「努力」⇒「成果」という考えに疎いので、そこを丁寧に何故練習するのか、何故努力するのかを教える必要があります。

それと同時に、
努力したからといって、報われない事実も丁寧に教えていかなければならないのです。これこそ一番子供たちの気持ちをケアしながら教えないといけないところかもしれません。

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