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答えはないという考えに初めて触れた時

物事に答えはないということは今となっては当たり前に考えることだが、若い頃は自分も常に答えを求めていた。人に相談する時には聞いてもらいたいだけの人も多いが、その人に答えを求めて決めてもらいたいという時もよくあった。実際には、自分自身にしか詳しいことがわからないし、他の人に決めてもらうというのはリスクが大きいが、決断できない自分にフォローしてもらいたいという気持ちもでてくる時が今でもあるのが正直なところだ。

20代くらいの頃に見た「しゃべり場」という教育テレビで放送されていた思春期の学生達が議論する番組で印象に残っていることがある。ゲストに千原ジュニアさんが出演されており、テーマはよく覚えていないが、悩みをどう解決したらいいかといったようなテーマであった。学生達は千原ジュニアさんに「どうしたらいいんですか?」などと言いながら厳しい口調で質問を投げかけており、答えを求めていて、初めはやさしく質問に答えていた。

しばらくして、議論が平行線になり、演出もあっただろうが、千原ジュニアさんはしびれを切らして、怒って口調を強くして、「答えはなんですかとか答えばっか求めるけど、悩んで悩んだらええやんけ、悩みに悩んだ先に自分の答えを出してそれが正解だし、悩むことに意味があるんや」のようなことを学生達に言った。それまで、やさしい口調だったが急に怒って、学生達は黙り込み、見る側として学生達の態度に少し苛立ちもあり、心に残ることを言って自分も見ていて少し気持ちがよくなった。千原ジュニアさんも引きこもりの時代があり、思春期にたいそう悩まれた経験があるから説得力もあった。

その後、年齢が増えるとともに物事に答えはなく、行動することと、過程や自分なりに考えた決断をすることが大事という考えに多く触れるようになり、そのような考えになってきたが、そのような考えに初めて触れたというより記憶に残っているのはその番組であったと覚えている。今、番組を見返すと、学生達の気持ちもすごくわかるし、誰が正しいというのもないと思う。学生達に対して上から目線のような見方をするのはいけないだろうとだけは思う。今まで心に残った教えや言葉は他にもいろいろな場面であるだろうが今後も紹介していきたいと思う。


https://youtu.be/Jvf2xzylswU
https://www.excite.co.jp/news/article/Real_Live_200123321/
https://note.com/susano_wa/n/nb18c646796bc

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