見出し画像

Pachinko(パチンコ)

パチンコという在日韓国・朝鮮人のドラマがAppleTV限定にて今年より配信されて、妻に促されて今月から視聴し始めて、昨日シーズン1が終了し視聴を終えた。在日韓国・朝鮮人の苦労が至るところに見える悲しいドラマであるが、内容はおもしろかった。シーズン4まであるとのことで、次シーズンが待ち遠しい。

妻の話によるとアメリカのベストセラー小説がドラマ化したもので、アメリカ制作会社による制作のため、日本や韓国で制作されたものよりもより中立的な見方で作品が描かれているのではないかとのこと。であるから、日本人の在日に対する差別の表現の仕方もそれほど刺激的ではなかった。アメリカ育ちの韓国人の俳優、韓国の有名俳優、そして日本の俳優が一同に介し、おもしろいキャストであると思った。日本人では南果歩さんが出演されていた。 

日本での在日韓国・朝鮮人へ差別の事実認識は置いておいて、がしかし、差別がなかったというのはあり得ないと考え、関係上、ある程度そういった話を聞く機会は通常の日本人よりも多いと思っており、ある程度在日の方の苦労は認識していたので、初めは視聴するのは乗り気ではなかった。しかし、やはり実際にはこのドラマを見る前はわかったつもりであったというのが見た後の感想である。 

こういった環境にありながらも自分は韓流ドラマの中で冬のソナタしか見たことがなかったというのは少し自慢げであったというのは以前書いたことがある。そんな中でこのパチンコというドラマを見て、生粋の韓国ドラマではないが、人気の韓国ドラマへ踏み込むことができ少し仲間入りできた気分にもなれた。

自分は幅広いジャンルに関わりたいという習性があるのだが、やはり見たくないものは見たくないので、なかなか手をつけられず結果的に何も見ないということになってしまう。だから、こういった興味のあるものをどんどん見ていけばインプットは自ずと増えていくのでそのほうがいいと思うのだが、そうするとジャンルが偏ってしまうという思考が働き辞めてしまうというのもある。どうしても、見たいと思うのは馴染みがあるジャンルのものだからである。馴染みが薄い新しいものはなかなか手をつけにくい。まぁそこは気にせず、見たいものを見ていくということにしていきたいと思った。好きはものの上手なれということで。いずれにせよ、忙しさも手伝い、見たいドラマや映画があるということは以外に貴重でいいことであると思った。

話をドラマに戻すと、日本の行ったことの善悪はこれも別として、太平洋戦争時代には今のウクライナ戦争で起こっているものと同じようなことが当然起こっていたということである。戦争は避けられない部分があるとは言え、戦争による後遺症は果てしなく長いというのは連続ドラマ小説おしんがいわんとしている部分でもあった。おしんは戦前の女性日本人の苦労を題材にした番組であり、パチンコが何のドラマに似ているかというとおしんだと思った。どちらも戦争という時代を挟み相当な苦労を患った。

最近視聴した100分で名著のロジェ・カイヨワ『戦争論』のテーマで、戦争には人間が欲する祭りに似たものがあり、人間の性質上避けられないという見方があり、普段の生活のストレスのようなもののガス抜きの役割のようなものがあるというのが共通点とのこと。ガス抜きというのは話を聞いてもらえるというだけでも果たされることがある。仕事においてもこのガス抜きという部分が大事であると最近さらに感じる。個人的に、縄張り争いなど、今のロシアとウクライナの対立のようなものは日常生活でも至る所で感じられ、距離ほど遠い存在のいざこざでないと思うのであった。

#パチンコ #Pachinko#在日#韓国#朝鮮#戦争#ドラマ
#土曜日 #経済#会計#政治#歴史#文化#Saturday#Economic#Accounting#Politic#History#Culture




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?