マガジンのカバー画像

bandshijin 音楽ブログ

338
音楽ブログ『∴bandshijin∵』の記事を紹介する記事集。
運営しているクリエイター

2023年1月の記事一覧

さいたまんぞう『なぜか埼玉』 無表現の沼歌

さいたまんぞう『なぜか埼玉』 無表現の沼歌

私の住む街の北端は言葉の意味さえも飲み込む闇の玄関口と思わせる。プロデュースされた?手ぶらの中年のような歌唱が無味の味わい。

BだかAだか『気ままなシェリー』(アウト・キャスト) GS沼と藤田浩一、連想の音楽たち

BだかAだか『気ままなシェリー』(アウト・キャスト) GS沼と藤田浩一、連想の音楽たち

B面好き・アルバム曲好き。GSのずっと巡っていられる沼感よ。当時の流行の中の人らがその後腕をふるい多くのヒット曲に関わったケースがままあるのを思うと、やはり表裏一体なんだなと。

never young beach『あまり行かない喫茶店で』 刹那の匂い、大衆の記憶。

never young beach『あまり行かない喫茶店で』 刹那の匂い、大衆の記憶。

ある時代、ある社会で強く匂った様式、文化。当時の人はたぶん「匂っていた」のに無意識だ。時や場所を離れてみるとその個性が際立つ。奇抜や独創は、調和や普遍の裏返しであるのを思う。

チューリップ『神様に感謝をしなければ』 雨の多面性、忘れる愛

チューリップ『神様に感謝をしなければ』 雨の多面性、忘れる愛

「忘れる」は「気にしないで済むようになった」というか「受け入れることができた」というか。「忘れた何か」への認知は生きている。せつなくて祈りにも似た曲の響きの正体なのだと思う。好きな歌である。

小室等・谷川俊太郎のプロテストソング『おしっこ』 無防備のお互い

小室等・谷川俊太郎のプロテストソング『おしっこ』 無防備のお互い

無防備ではじめて対等になれる? ヒトが知恵を持ち道具を用い、考えることもともなって伸長して……。「お違い」の認識を「お互い」に改めさせてくれるキーワード、そのひとつが「おしっこ」かもしれない。