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やってみなけりゃわからないことだらけ


前回は最近デジタル音源で「スピッツ」の曲を「スピッツ」というくくりの中で曲をシャッフルして聞いてばかりいたところ、なんとなくアルバムとして『さざなみCD』を聞いたらその楽曲が全て超好みで、カッコよくて、ノリノリで、ぜひともこの初夏のお供にしていただきたい!!という話(?)をしました。(そうだっけ?)

ドラムの毎日の地道な練習の中に”チェンジアップ”というものがあるんですが、通常はメトロノームの音に合わせて全音符から8分音符、16分音符まで三連符やらなども混ぜながら叩いて手を慣らしていくのですが、私は敢えてそれをメトロノームではなくて、『さざなみCD』の曲に合わせて叩いています。

四分音符120🎵のスピードをだいたい目安に、「桃」とか「不思議」などに合わせてドラム練習を始めると気分が上がってきます。


音響機材

音量は2つのスピーカーから大音量で!低音をすこし強めにセッティングします。大きな音を出せるのはやっぱり音楽スタジオならではですね!安心感ある!

かっこ良くて素敵なドラムを叩きたい

発表会では「大好物」(ひみつスタジオ収録)を思いっきり、とにかく技術抜きにして、楽譜に書かれている音符だけをなぞって、一曲やりきった〜〜やりきれた〜〜んですが。

私が去年の10月からのドラム:ザ・初心者であることを知っている人たちはみな一様に私の頑張りも知ってるし、(思いの外)嬉しいことに「すごい!」って言ってくれたりしたんですが。

でも、うーん。きっとそれで満足してしまってはダメなんです!

だって、強弱もなければ、グルーブもない、手前勝手なひとり叩きなんです。それが精一杯でしたけど。

ドラムってリズム隊の隊長だし、もっと言えばバンドの屋台骨です。(注1:ロックの場合)

スピッツのギターとベースの2人がよく雑談中に言うことに、「崎ちゃんの音聞いて合わせてるから」っていうのがあります。「崎ちゃんだけが頼り」ってよく言ってます。

そんな頼りにされるドラムを叩けるようになりたいのですっ!(注2:バンドやる予定ないですが)

憧れの崎ちゃんに少しでも近づきたい〜。

ドラムで手足バラバラに動かすのは馬術と似ている件


発表会後に「アップダウン奏法」に取り掛かった話をこちらでしました↓

いや、ほんと、笑っちゃうくらい一回頭をリセットしないと手足って釣られるんだわ。

「ズンチャン ズ ズ チャン」的な8ビートには様々なバリエーションありますが、基本的に右手のハイハットが8拍のリズムを刻みつつ、1拍めと4、5拍目にバスドラム、3拍目と7拍目に左手のスネアドラムが入ります。まずクリアすべきはそのリズムでアップダウン奏法に慣れること。

これが本当におかしなことに、アップダウン奏法を意識しつつ、右手に注意すると左手がぽやんとしか叩けなくなり、左手に気をつけると右手が釣られて8分を刻み、バスドラを意識すると両手は上の空🎵

意識した瞬間にボロボロですって。

大人になってから始めることは感覚より頭が優先してしまう弊害が付きものです。

そこで登場するのが「セカンドアイ」つまり、ちょっと俯瞰しちゃう眼です。フォトリーディング(10倍早く本を読む方法)の際に本を眺めるのもこれですし、馬みたいに350度を見渡すような視野で意識を外してみる...と不思議といい感じが続くんです。

前にもお話したと思いますが、ドラムって中身は違いますが馬乗りの経験と似ている部分が多くあります。

簡単に言っちゃえば、腰(坐骨)で支えつつ、手足を同時にバラバラに動かす感じですかね。

馬に乗って馬とともに運動をするためには、右手と左手は馬の口に繋がった馬銜(はみ)をそれぞれ微妙に馬の口の中で馬銜がどう当たるかによって、馬の頭の位置や方向性を操作しているんです。ぎゅーなんて引っ張っちゃダメです(あるあるですが)

と同時に坐骨の下に馬の背を感じつつ、馬が緊張して背を固くしないようにお尻から背中に前に、前にと推進誘導しながら、左右の脚は馬の腹にあって、さらに前へ進むのか、その場で止まるのか、収縮するのかなど、細かな指示で左右非対称な動きを要求されるんです。

行け・止まれ的な指示を的確に出せて初めて馬の背が無理なく丸まって(収縮)高度な運動ができるようになるんです。

人馬一体になるためには、人間がまずしなやかでないとダメなんです(その境地まで行けなかったです、とほほ)俯瞰ができていい塩梅に力が抜けていることが大切なんですよ。

なんでもそうだろうけどねー。
余分な力を入れないってのが一番難しい

でも難しいし、出来てなくてもやってみたからこそ、馬場馬術の世界大会で選手が涼しい顔して、馬に横運動とかスキップ(步ごとの踏歩変換)させたり回転させたりしてる事がどんなに難しい事なのかわかってくる。

ドラムしかり。
素晴らしいドラマーが醸す安定感がどれだけ凄い事なのか、少しでも齧ってるからわかってくる。

それはテニスでも、サッカーでもなんでもそうですよね。

”アケホノ”のアップダウン奏法を敢えてやる先生

ほんとに、やってみるのと見てるだけなのでは雲泥の差がありますよね。

「大好物」は叩き方のバリエーションは多かったですが、わかりやすい8ビートが基調になっていました。3パターンくらいあっても、その基本は8ビート。

- アップダウン奏法をやってくのに本当は8ビートを順番にやってくんですけどねー。

またしても先生が変なことを言い始めている。

-これはもっとあとでやるようなものなんだけど、まあいいでしょう。せっかくだからこれやっちゃいましょう。⚪️⚪︎さんなら大丈夫だから。順番じゃなくっても。

先生の「大丈夫」がまた出た!

順番でないとはどういうことかと言うと、「アケホノ」には、通常の8ビートではないスリップビートと言われる特殊なリズムが登場するからなのです。

「ズンチャン ズ ズ チャン」が通常の8ビートに対し、「ズンズチャ ンズチャ」という特殊な感じ。

右手でハイハットが8拍叩く間に、1拍目と3拍目にバスドラム、4拍目と7拍目に左手のスネアドラムが入ります。

(⇧注意:練習中の自作演奏動画です。鏡に映る映像です。お目(耳)汚しです💦スリップビートの部分です。ちなみに右手ライドシンバルはアップダウン未完成です💦)

これをレッスン中に先生と並んで叩いてみたわけですが、右手8分音符の裏拍に左手スネアが入ってくるので、一瞬でも頭で考えてしまうともうあっちこっちが釣られちゃってボロボロですよー。

人生、やってみないとわからないことだらけですが、ドラムはいかに楽譜が読めたとしても叩き方がわからないと全く意味なしってことが段々わかってきました。

ドラムの楽譜にはピアノ譜のような強弱記号とかもないし、ただ書かれている音だけを鳴らせばいいもんじゃないってことが、やればやるだけわかってきますね。

-それじゃあとにかくゆっくりでいいからここを練習してみましょう!

の掛け声で叩き始めたんですが、先生に手の位置とか叩くタイミングとかを鏡に映しながら教えてもらっても、あらあらあら、3回繰り返したらもう釣られる釣られる〜〜〜。

セカンドアイ状態でなけりゃ無理!

先生教えながら目が笑ってるから💦
いや、いいんですよ、それでって言いながら笑いを噛み殺している〜〜〜〜っ!!

ほんと、笑うしかないって釣られ方で、もう笑うよ、あははは。

ということでレッスンは次回に続くわけです。

自作動画はその後ちょっと練習した後のものなのですが、まだまだアップダウン奏法で叩けているとは言えない状態。これに磨きをかけていきたいなあ。

最後までお付き合いくださりありがとうございました。


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