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ハムストリングスによる悪影響


どうも
BabyKingdomの咲吾さんの
ブログで紹介していただきました
やまねです。


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こうやって出会いが広がって、
しかも出会った方が
身体に関して前向きになってくださるのが
本当に幸せです。

咲吾さんありがとうございます😊

咲吾さんの記事はこちら!


さて、
今週はみんなガチガチ
ハムストリングスについてです!

さっそくいきましょう!


ハムストリングス基本情報


まずはいつも通り基本情報からです!


ハムストリングスは
大腿二頭筋の長頭、短頭

半腱様筋、半膜様筋
の総称です!


<大腿二頭筋>

〜起始〜
・坐骨結節 (長頭)
・大腿骨粗線外側唇 (短頭)
・外側大腿筋間中隔 (短頭)

〜停止〜
・腓骨頭 (長頭)
・長頭腱を介して腓骨頭 (短頭)

〜支配神経〜
・坐骨神経 脛骨神経部 L5〜S2 (長頭)
・坐骨神経 腓骨神経部 S1〜2   (短頭)

〜作用〜
・股関節伸展 (長頭)
・膝関節屈曲 (長頭と短頭)
・下腿外旋    (長頭と短頭)
・下肢を固定してる場合骨盤後傾 (長頭)

〜筋連結〜
・半腱様筋(長頭)
・中間広筋、外側広筋、大殿筋(短頭)


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長頭と短頭では
支配神経も違えば作用も少し違いますね。

長頭は股関節に関与しますが
短頭は股関節に関与しない単関節筋
という
のも忘れてはいけませんね。


短頭の方が筋連結が多いのも
ミソかなと思います。
林典雄先生は膝関節屈曲拘縮において
筋性要因で最も重要な筋は
大腿二頭筋の短頭
だと述べています1)。


<半腱様筋>

〜起始〜
・坐骨結節

〜停止〜  
・脛骨粗面の内側

〜支配神経〜
・坐骨神経の脛骨神経部 L4〜S2

〜作用〜
・股関節伸展 (内転の補助にも働く)
・膝関節屈曲
・下腿内旋 (半膜様筋よりつよい)
・下肢を固定してる場合骨盤後傾 

〜筋連結〜
・大腿二頭筋の長頭
・薄筋

<半膜様筋>

〜起始〜
・坐骨結節

〜停止〜
・脛骨内側顆の内側〜後部
・斜膝窩靭帯
・膝窩筋膜
・膝の後方関節包
・後斜靭帯
・内側半月板

〜支配神経〜
・坐骨神経の脛骨神経部 L4〜S2

〜作用〜
半腱様筋と同じ。
下腿内旋は半腱様筋より弱い。
特徴としては内側半月板や後方関節包の
挟み込みを防止している。


〜筋連結〜
記載なし。
半腱様筋の深層に位置している。


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大腿二頭筋の長頭も半腱、半膜様筋も
坐骨結節から起始しているのが共通
ですね!


また、
ハムストリングスのうち
大腿二頭筋の短頭以外は脛骨神経支配です。


そう思うと大腿二頭筋の短頭って
ハムストリングスの中では
なんか仲間外れですね…


実際臨床では
大腿二頭筋短頭の圧痛所見が多く、
リリースをかける事も多いです。


特に
外側半月板損傷や腸脛靭帯炎、
エクステンションラグなどでは
必ずチェックします。


ハムストリングスはなぜ固くなるのか


ハムストリングス固い人
めっちゃ多くないですか?

特に臨床では下肢、腰部疾患の方だと
ほぼ100%と言っていいくらい固いです。


何をもって固いとするかは
SLR、FRD、動作時の骨盤後傾位
床での座位が困難などから
判断していただければ良いかと思います!



ハムストリングスが短縮する条件は

骨盤後傾、股関節伸展、膝屈曲

です。


その前提を踏まえて
僕が思うハムストリングスが固くなる、短縮する
多くの理由は以下のものが多いと考えています。 


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