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蕃茄(ばんか)といいます。 高校生です。詩を書くのが好きで 創作詩をメインに投稿した…

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蕃茄(ばんか)といいます。 高校生です。詩を書くのが好きで 創作詩をメインに投稿したい!! と思いnoteを始めました。 どうぞよろしく。 Xでは「もちもちさん」、 インスタグラムでは「Hibiki」 という名前で投稿しています。 よかったら見てみてください。

最近の記事

カードライブ ー 創作詩25

ブルんブルん エンジンの音 始まりの訪れ さあ、出発さ ドライブデートでルンルン気分 君の車は何色だい? 真っ赤な太陽 僕らを照らして Radioから愛のメッセージ 二人で大合唱 盛り上がるテンション 今日は二人の結婚記念日 今夜のディナーは何食べよう?

    • 廃墟の街 ー 創作詩24

      廃墟の街の煙突けむりが ゴーゴーと咳を出す 鉄に覆われた工場の奥 女は首を傾げて とっても嫌な臭いのする街ね 速歩きで去っていった けむりは時間を忘れて黙々と 晴れた夜空に雲をつくる 捨てられた廃墟の街で 見上げた空は美しかった

      • 小さな種のなる木 ー 創作詩23

        私は小さな種をうめました 芽が生えて木になりました さて、これはなんの木? これは小さな種のなる木 やがてこの小さな種のなる木は どんどん増えて森になりました そこには たくさんの生き物たちが住んで 小さな世界ができたのです 小さな世界のとなりには もう一つの小さな世界があります やがて小さな世界が集まって 大きな世界ができたのです 君の前には一本の木があります さて、これはなんの木? これはやがて大きな世界を創る 小さな種のなる木です 私は君にこの小さな種のな

        • 告白 ー 創作詩22

          恥ずかしくて 言葉にできなかったこと 貴方に聞いてほしかったこと あなたに恋しています それだけがどうしても言えなくて でも伝えなければ後悔するから ずっと貴方に言いたかったこと

        カードライブ ー 創作詩25

          友 ー 創作詩21

          同じであるはずの 違うものを感じて 互いに共感して 二人は心で握手する

          友 ー 創作詩21

          完成しない絵 ー 創作詩20

          やっぱやーめた。 中途半端に描かれた顔 右目と鼻と口とそれから、 それからあとは描かれてない 中途半端に描かれた誰か 続きは後ででいっか。 いつか、とかいって 必ず描かれない未完成の絵 その絵とも言えない何かに 成長途中の自分を重ねていた

          完成しない絵 ー 創作詩20

          三年先の未来へ

          暑中お見舞い申し上げます 二〇二七 年を生きる私へ 生きているなら、 今を全力で楽しんで。 頑張り過ぎないように して ほしいです。

          三年先の未来へ

          矛盾 ー 創作詩19

          私達は矛盾している 「好きだけど好きじゃない」 「嫌いじゃないけど好きでもない」 つまり 結局 どっちなのだ 好きなのか嫌いなのか はっきりさせてくれないか 「どちらでもあり どちらでもない」 はっきりしてない というのが ある意味正解だったりするこの世界で 私達はいったい何者なのか 「私も貴方も人間だけれど 同じ人間ではないの」 私は耳を疑った 何を言っているか理解できない なら私は誰?貴方は誰? いったい私達はなんなのだ 「私達は私達よ」 私達は矛盾してい

          矛盾 ー 創作詩19

          しゃけ ー 創作詩18

          私は初めてが苦手 全ての「はじめまして」に 人見知りをする方だ もう17歳の、 背伸びをすれば大人と言える そんな年齢になっても なかなか直らない私の悪い癖 コンビニ弁当なんかにも 人見知りをしてしまうから 私はお弁当を自分でつくる だって 中に何が入っていてどんな味か 「はじめまして」は朝のうちに できるでしょう これはなに?どんな味? 食べたことないから、 なぁんにもわかんない そんな「はじめまして」は 不安で食べられないのだ でもだからって 私は初めて

          しゃけ ー 創作詩18

          夢の中 ー 創作詩17

          夢の中で会える貴方に あたしは甘えている 甘えてしまう 夢の中でなら あたしはいつだって素直だから うれしいこと かなしいこと たのしいこと くるしいこと ぜんぶぜんぶ 話せるから むしろ貴方に聞いて欲しい なんて思っちゃうくらいには あたしは貴方のことが好きなのよ そんなふうに言えたらいいのに いつまで経っても素直になれないの あたしは あたしは 昼寝してる猫さんにご報告 今日も今日とて愚痴をこぼした

          夢の中 ー 創作詩17

          耳を塞いだ ー 創作詩16

          おはよう と同時に私は耳を塞いだ 私には五月蝿すぎるその雑音に 手で耳を塞いだ 父と兄が喧嘩している 朝からよく元気に話せるなぁと 他人事のように考えなきゃ あまりににも辛すぎる現実が そこにはあった 母が最近毎日泣いている 慰める勇気がでなかったから 私は耳を塞いだ

          耳を塞いだ ー 創作詩16

          セルフサービス ― 創作詩15

          昼間、私は外の熱気に目眩がして ふらりとその店に立ち寄った。 昭和レトロな喫茶店と古本屋を 足して2つに割ったような 古臭さに趣を感じる店だった。 看板の文字も見ずに入ってしまい ここがどんな店かは分からない。 ただ、喉が渇いていたものだから 席についてすぐ水を頼もうとした。 「セルフサービスです」 確かに、そう言われた。 仕方なく水を取りに行ったが、 「しまった、ここはどこだ」 どうやら私は道に迷ってしまった。 この店は迷うほど広かったろうか、 しかも、ここには

          セルフサービス ― 創作詩15

          人魚姫 ― 創作詩14

          愛を知るのに言葉は必要ない 愛を失うのに言葉は必要ない 自分の声を消してまで 叶えたかった恋は終わりを告げた ぷかり ぷかぷか ぷかぷかり 海に浮かんだ二酸化炭素が 陸まで飛んで行きますように 私の愛が貴方の恋を どうか叶えてくれますように

          人魚姫 ― 創作詩14

          サイダー記念日

          初めて炭酸を飲んだ日は、 私が初めて勝利を手にした日だ。 保育園の帰り道、必ず自販機の横を通った。 家の目の前にある、あの赤いやつ。その自販機の前で私は立ち止まる。 そして決まって母におねだりをした。 500㎖のサイダーのカンカンを見つめながら 「あれのみたいなぁ、、かって?」 母は決まってダメと言った。 「カンカンは飲みきれないでしょ」 これもお決まりのセリフだ。 けれどあの日、いつもは何も言わない兄たちが 私と同じようにサイダーをねだった。 だから決戦の時がきたと私は

          サイダー記念日

          鞄が一つしかない ー 創作詩13

          何かを詰めようとしても もう中がいっぱいいっぱいで 何も入らないみたいだ でも、あれもこれも全部大切なモノで 持って行かないなんて考えられない でも、鞄は一つしかないから 私はどうにかしてこの鞄に 全てを詰め込まなければいけないのだ 成功はしなくてもいいから 失敗したくないと思う だから大切ななものは全部抱えて そうしてから旅へ出て行きたい 皆はそれは難しいことだと言う なぜって、君が持っていけるのは その鞄一つだけだろ と やっぱり全部は無理だろうか? 確かに、

          鞄が一つしかない ー 創作詩13

          スイカ ー 創作詩12

          シャリ シャリ 西瓜を囓ると ジュワっと果汁が 私を包み込んだ ジャリ ジャリ 果実に夢中で気付かなかった 種という来訪者が 咀嚼の邪魔をしてくる 軽い苛立ちの後私は慌てた 彼は未来の西瓜だった だけどもやはり煩わしく 私は西瓜の種を吐き捨てた

          スイカ ー 創作詩12