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音で作られる世界は0から1なのか


今ね、適当にBGM流して執筆してるんですよ。
例えばYoutubeで「作業用 BGM」とかで検索して、それでHITした2時間くらいの作業用BGM動画を適当に流してみるんですけど、

『あれ…?このメロさっきも聞いたな?…曲ループしてるだけの動画だった!』

…なんてことがザラにあるんですよ。

そんなしょーーうもないことに、ちょこっっっとイラついてしまう、わたしです。どうも。今流してる動画も曲ループしてるだけだってことに気付いたのでちょっと変えます。


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…変えてきました。

作業用とはいえ、聞いてない訳ではないんだなーって思いますよね。noteや何か長文を執筆されてる方は、執筆中に音楽聞いたりしてるんですかね。よく漫画家さんとかは、激しいバトルシーンの時には気持ち鼓舞される曲をきいているだとか、舞台の台本執筆してる友人なんかも、お気に入りの曲をきいてると筆が乗る…なんて話をチラホラ聞いたことがありますが。

わたしは正直、無音で執筆する方があまり感情を左右されずにいられるような気がします。音楽ってそれだけ感情や思考をツンツンついてくるんですよね。

という訳で一旦BGM止めてきます。

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…止めました。

めちゃくちゃ長い前フリみたいになりましたけど。
わたし、関西小劇場というフィールドで「ぽんこつチョップ」という、小さな劇団ではありますがそこで舞台役者やってたりします。劇団は今年7年目。その前にもうひと劇団所属してたことがありましたが、その劇団は解散してしまって。それからはずっとぽんこつチョップの人です。気付けば10年近くやってんのか。

なんで芝居することになったのか?
どうして今の劇団に所属してるのか?

…最初の記事でも『わたしはいろんな活動させて頂いているので、またジャンルを分けて紹介していこうかなって思います』みたいな感じの事をほざいてましたが、正直、誰が興味あんねん案件ですよね。分かる。

もしこの記事が今、読んでくれてるそこな方の興味をひいたなら、ぜひ「スキ♡」で表してみてくださいませんか。

スキ♡10以上とかなら、その時は…回想も含めて役者「ばんち。」爆誕の経緯なんかも形に残してみようかなと思います。

…めっちゃ厚かましいな。そんな話したかった訳じゃなかったや。

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脱線しまくりましたけど、わたし、芝居において「音」「光」「見た目(服やヘアメイク)」「舞台美術」にめちゃくちゃ影響されやすい役者なんですよね。

もうその時点で役者としてどうなんだろうって自分でも思うんですけど。この身1つで何者にでもなれたら晴れて1人前の役者なんじゃないか?とも思うんですけど。

まぁ、とりわけ「音」にはめちゃくちゃ影響されちゃうんですよ。

例えば涙を流すシーンだったとして。
シーン稽古の流れで自分の感情を操作して、自身の役の心象をしっかりイメージして、涙が出るように持っていったりする≪想像力で引き出すタイプ≫の役者もいれば、わたしの場合は【泣いている時の自分の体の状態】を思い出して涙に繋げることが多くて。呼吸とか、表情とか、全身の筋肉の強張り方とか…もちろん感情操作も組み込みますけど、どちらかというと≪記憶引出し型タイプ≫の役者で。

記憶引出し型は正直自分でも良くないなーって思ってるんです。何故かというと、記憶に頼りすぎて、芝居の質に変化や振れ幅が無いんですよ。つまらない役者だと思われてしまう。もちろん経験したことをしっかりもう1度表現できるスキルは役には立ちますけどね。

良くないなぁと思いつつも、ある程度確立された芝居つくりのスタイルってなかなか変化させにくいんですよね。日々のルーティン急に変えろって言われるようなもんですから。

数年間ずっと朝起きてから歯磨きするタイプの人が、急に『明日からは寝る前に歯磨きをする』に変化させたら、めちゃくちゃモヤモヤしちゃうと思うんですよ。(例えのマト絞り過ぎたかな。まぁいいか。)

とにかく。今の自分に馴染んでるプレイスタイルを変えることなく、ふり幅を増やすにはどうすればいいか?相当悩んでた時期もあったんですけど。

わたしの結論は≪とにかく経験すること≫に落ち着きまして。

悲しいも楽しいも不思議も拒絶も、言ったら全ての物事が【経験】なんですよね。全てがインプット対象。わかったことなんか1つもない世界。果てしねぇ。
それでも、1つでも多く経験することで、与えられた役にフィードバック出来ることが増えるんですよ。

その経験のなかでも「音」って結構覚えてて。
極端にいうと、

失恋したときに聞いてた曲聞く⇒悲しみ、喪失感
入院中によく聞いてた曲を聞く⇒孤独感、つらさ
夏の夕立⇒学校の放課後
荒い呼吸⇒恐怖感、焦燥感

…こんな感じで。(なんか例がネガティブなものばかりになってしまったな)

そんでまぁ、音って何事もざっくり「悲しい」「楽しい」みたいにふんわり感情分布出来るじゃないですか。
だからそれに近い感じのBGMやSEなんかをシーン中に使われると、鮮明に経験記憶が思い出されて、ぼやっとしてた感情の輪郭が、ハッキリ表現出来るようになるんですよね。

人って忘れてく生き物だなって思うんですよ。
なのでこうやって思い出せるツールを持ってるのは、ある意味、強みだなとは思うんですけど。でも創造主としては雑魚すぎるので、1から2よりも、0から1作れるようにもなりたいなぁ…と思ってこのnote始めたことも思い出せたわ。ナイスわたし。



そんなこんなで。
今日経験した≪作業用BGM(二時間くらいのもの)がほぼループでちょっとイラッとした気持ち≫もしっかりストックしておこうと思います。

…いつ使うねんって感じやけど。


長くなっちゃった。

ここまで読み切った猛者、ありがとう。

また次回。わたしでした。


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