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入り江わに
2017年8月8日 10:13
「もしも」という単語を聞くと思い出すのが、あるドラマの冒頭だ。ーーあの時、薬があれば。主人公の独白で始まる。薬の価格破壊のドラマだったと思うが、子どもの頃見たので題名や詳細は覚えていない。あの時、とは、戦争中のことだ。私も祖父が戦死している。正確には「戦病死」だが。父「あとから色々聞いてみると、(祖父は)ありゃあ『餓死』だなぁ。」祖父は、農家の長男だ。農家の跡取りは、出征は
2017年11月15日 16:09
規定は400字以下だったのですが、私はTwitterで応募したので、ハッシュタグを入れて140字以下。 #旅する日本語 #空上戸 初めてだから少しね、と、ワインを渡された修学旅行の夜。 クラス全員が一室に集まっていては逃げ場がないな。 私は酒に体質的に強い。顔に出ない。 宴会の後片付けは私がやった。 翌日、秘蔵のワインが空だと男子が嘆いていた。 時効だが犯罪。クラス会は欠席。 #旅する日本
2019年7月20日 14:46
学校火災の現場で消火避難誘導をした経験は以前書いた。あの日、校長は校長室にいた。非常時に校内放送は校長室のみ発信になる。情報が交錯するからだ。校長は機能しなかった。校長室に飛び込んだ教員が非常放送をした。教頭(当時は副校長という役職はなかった)は消火器を持って現場に駆け付けた。この文章の教頭のモデルは実在する。校長は火災現場に来なかった。校長室から出なかった。だからほとんどの職員