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仕事における「楽しさ」を分析する


「好きなことは?」

「やりたいことは?」


大学生の頃に自己分析というのをよくやった。当時は何もわからずに大学の先生が配ってくれたプリントの質問に答えてそれっぽいものを完成させていた。

その時、必ず立ち止まっていた質問がある。

それが、「好きなこと」と「やりたいこと」だった。


自分は野球が好きだったがプロ野球選手はおろか、球団職員などとして働くのも何か違うと感じていた。

そのうえ、やりたいことと言われても、「やりたくない仕事」はあれど、これと言ってやりたい仕事もなかった。


だから、いまいちピンと来ないまま現在を迎えている。

でも、今の仕事は楽しい!!



そこで、今楽しく働けている理由を分析して(少々強引かもしれないけど)一般化させてみたい。

今回は北野唯我さんの「転職の思考法」第四章を参考にする。



1.to do型の人間

まず、北野さん曰く、人間には二種類の人間がいるらしい。
その一つがto do型の人間だ。

彼らは(コト)に重きをおくタイプで、明確な夢や目標があり、それに向かって働く人たちだ。

例えば、世の中をあっと言わせるサービスを作りたいとか会社を大きくしたいとか、そういう類いだ。そんな人間は世の中には1%しかいないという。
北野さんは、「ほとんどの人間は、譲れないくらい好きなこともやりたいことももたないから、心から楽しめることなんて必要ない」とまで言い切っている。


では、残りの99%の人間について次章で触れていく。




2.being型の人間

こちらは(状態)に重きをおくタイプのことで、99%がこれだ。僕ももれなくこちら側だ。

好きなことややりたいことがないからと言って、悲観する必要はなく、ある程度のやりたいことは必ず見つかる。

確かに、beinng型にはto do型のように心の底から楽しめる、夢中になれるほどの仕事に対する情熱はないかもしれない。けれども、自分の生き方にあわせて仕事を選んでいくという価値観の違いであって、決して妥協ではないと思う。


being型の人間は、どんな状態であるかが重要だ。それには、以下の二つの要素がある。


①自分の状態:主人公は適切な強さか。信頼できるか


②環境の状態:緊張と緩和のバランスは心地よい状態か。


主人公である自分が、今いる場所にとって適切な強さであることが重要だ。もし英語が話せないのに通訳をしているとしたら、それは主人公である自分が弱すぎるし、経営の神様と言われるような人がアルバイトではチートだ。

また、ゲームでは雑魚キャラとノーマルキャラばかりだと飽きてしまうし、ボスキャラばかりだと疲れてしまう。だから、仕事には緊張と緩和のバランスが重要だ。


そういった意味では、自分の実力が出せるほどよい緊張感の仕事であったり職場を選ぶことで、楽しさに繋がっていくと言える。




3.being型の人間が好きなものを探すには?


数多くの経験をすることが一番だと思う。自分が嫌じゃないことで、やったことないことに積極的に挑戦してみることだ。

私なら、山登り、ハイキング、ダイビング、茶道、弓道、プログラミングなど。とりあえず思いつきで書いてみた。
仕事というより、自分の生き方の幅を広げる感じかもしれない。

それでも、実際好きなこと、やりたいことは見つからないかもしれない。

以下の二つを参考にしてはどうだろうか。


①他の人には上手だと言われるが、自分ではピンと来ないもの


②やっていて全くストレスを感じないもの



4.自分にラベルを貼る

自分が嫌じゃないことで力を伸ばせそうなものが見つかったら、自分にラベルを貼ると楽しくなる。

例えば、「新規開拓の鬼」とか、「既存顧客のニーズ汲み取りエース」など、○○といえば自分と言われるようになれば、より仕事も楽しくなる。


でも、重要なのは、人にラベルを貼ってもらうのではなく、自分でラベルを貼ることなので、今できていないことでも気にしないでラベリングしよう!




「子ども演出家 兼 教室のエンターテイナー」  たっちー

僕は、今この仕事を全うしている。

小学校教師、パパとしての立場から発信し続けていきます!これからもよろしくお願いします!