経済システムの駆動力を「欲望」から「驚く・驚かす」へ
NHKの特番で「欲望の資本主義」というシリーズがあった。これまでの経済システムが欲望を駆動力にするのにはそれなりの 妥当性があった。何しろ人類は貧しかったし、食うや食わずの人も多かったから。状況を変えたのは化石燃料の利用が普及してから。
特に石油エネルギーを手にしてからは、少なくとも先進国では非常に豊かな生活を送れるようになった。物質的な欲望は全部満たされた結果、欲望の行き先がよくわからなくなってしまった。日本の若者の場合、自動車を欲しがらなくなったと旧世代の人たちを驚かせ