フランスマラソン界のスター2(58歳で2時間27分)
先日、標記のYouTubeのインタビュー記事について書いたが、今度は雑誌の記事の紹介。ますます彼の考えを知りたくなった。フランス語を話せるようになって色々教えてもらいたい。
前回の記事はこちら
雑誌記事のポイント
(前回記事にない情報を中心に記載)
・55〜59歳カテゴリーの世界歴代3位の記録保持者
・2001年のベストタイム2:22:24で、昨年12月のバレンシアマラソン2:27:25(※15kmで転倒、39kmと40kmに胃のトラブルでストップ)で、差はわずか5分
・体力の低下を感じており、ロードはよいが、クラスカントリーはうまく走れなくなっている
・近年は、優先順位を考えた上で、トレーニング計画を立てており、近年10年は故障なし。
・マラソンの準備は12週間、ポイント練習は週3回、1日に2回走る日もあり、週全体で9〜10回走る。
・筋力トレーニングはしていない。
・毎週坂ダッシュをしている。例えば、5-6%の坂で、15x20秒又は5x20秒又は5x30秒又は5x40秒、(20-30-40-30-20)x3等。
・年齢問わず重要なこととして、ポイント練習以外のジョグは回復が大切であり、マラソン2:30ランナーならば5’10-5’20/kmで十分。
所見
・加齢に伴い全体筋力が落ちる中で、筋トレは一切せず、ポイント練習3回、坂道ダッシュ1回、あとはスロージョグ、ならば故障もなく、20年前同様のレベルを保つことができるとの自信を10年で作り上げた点はさすが。
→これまでのキャリアにおいてどういった試行錯誤があったかに関心あり。
・前回の記事ではマラソンに向けては400m等のショートインターバルをしないとあったし、バレンシアのメニューを見てもそうだった。そうした中でも、短い距離のフランス記録を持っていることを考えると、坂道ダッシュの効果が大きいのかもしれない。一方、マラソンに出ない時には、ポイント練習のメニューを大きく変えていく可能性もある。
→クラブの彼をみていると、ウォームアップで数本流しをしているが、ポイント終了後に流しをしている様子は見たことなく、スピードの維持、向上に向けた彼の考えに関心あり。
・彼の次のマラソンとなる3月の東京マラソンが楽しみ。
→バレンシアまでの取組を踏まえた今後のアプローチについてどのように考えているか関心あり。
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