球子

行動力は野球に関してのみ発揮。https://twitter.com/ball_gir…

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行動力は野球に関してのみ発揮。https://twitter.com/ball_girl4150

最近の記事

桐敷拓馬選手が気づかせてくれた「何もなかった選手なんていない」ということ

唐突ですが、放送中のNHK朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」のなかで、 「生きていて何もなかった人なんていないでしょ」というセリフがありました。「何もなく、ふつうに、ひたすら、ハッピーにきてきた私」が、人に何か伝える資格があるのか、と悩むお天気キャスターの登場人物に、同僚がかけた言葉です。 なんでも野球に例えたり、野球とつなげたりするのは、野球ファンの迷惑なクセかもしれませんが、その言葉は私に応援していたある選手を思い出させるのです。それは、先日のドラフト会議で阪神タイガー

    • 新潟医療福祉大学硬式野球部<佐藤監督時代(2013〜19)>ベストナインを選出してみた!

       選抜高校野球の中止、見通しの立たないプロ野球の開幕。野球関連メディアがコンテンツ不足から仕掛けるものあり、野球ファンが心のすき間を埋めるように発信するものありで、このところ「歴代ベストナイン企画」のようなものをよく見かけるようになりました。野球ファンの私としても、当然、心にすき間はありますし、時間もある。そこで、新潟医療福祉大学硬式野球部の歴代ベストナインを選んでみることにしました。 時間があるとはいえ、このような作業をしようと思った背景私は家族とともに創部間もないころか

      • スタンプ押すみたいに「ホロ苦」っていうの、もうやめませんかね?

        先日、ベイスターズの昨年のドラフト1位、森選手が練習試合に出場したことを報じた記事に、「ホロ苦」という見出しがつきました。 これまでも、スポーツ紙の記事で「ホロ苦」という見出しを見るたびに「はい出ました、ホロ苦」とうんざりしていましたが、高卒ルーキーの春季キャンプ、練習試合での「ホロ苦」表現にいよいよガマンがならなくなり、以下のようなツイートをしました。 多くの方に共有いただきましたが、「それが糧になる」「四球を見出しにしても」というリプも飛んできて、「ちょっと表現が不十

        • 「FOR REAL」のリアルな感想と、筒香が去るのが「いいタイミングだった」と思いたい理由

          新しい1年が始まりました。プロ野球界、プロ野球ファンにとって、1年の始まりといえば2月1日。毎年、待ち遠しいのですが、ちょっとモヤモヤした気持ちを抱えています。それは「FOR REAL」を観たあとから。スッキリとした気持ちで新しいシーズンを迎えるために、なぜモヤモヤしたのか、頭のなかを整理しておきたいと思います。 2019年版も想像通り「筒香の映画」だった 昨年末、「FOR REAL」の2019年シーズン版を観ました。個人としては4作目の鑑賞となりますが、2018年版でも強

        桐敷拓馬選手が気づかせてくれた「何もなかった選手なんていない」ということ

        • 新潟医療福祉大学硬式野球部<佐藤監督時代(2013〜19)>ベストナインを選出してみた!

        • スタンプ押すみたいに「ホロ苦」っていうの、もうやめませんかね?

        • 「FOR REAL」のリアルな感想と、筒香が去るのが「いいタイミングだった」と思いたい理由

          オリンピックが東京で開催される年のはじめに、スポーツ好きの体育嫌いが願うこと

           スポーツは好きです。特に大の野球ファンであります。昨年から、各メディアではオリンピック関連の話題が多く取り上げられ、スポーツ好きではありますが、すでにおなか8分目。もう、わずかのおかずしかおなかに入らなそうです。そんな私の腹の具合をよそに、今年はなんでもスポーツにからめられちゃうんだろうな、教育現場はどうなんだろうな、と想像します。そんなとき、小学生時代のイヤ〜な思いがよみがえるのです。そして、心配になるのです。「私みたいな子はいないだろうか」と。 恐怖で楽しいフリをした

          オリンピックが東京で開催される年のはじめに、スポーツ好きの体育嫌いが願うこと

          横浜から通って観た、新潟医療福祉大・飯塚亜希彦投手のこと

          久しぶりに投稿します。 この秋もたくさん大学野球の試合を観ました。私がよく観ているのは、最初の投稿にそのいきさつを書いた通り、関甲新学生野球の新潟医療福祉大学というチームなのですが、この秋は、寂しさと、あぁ、大学野球いいな、ということをとても強く感じたシーズンでした。ベースボールマガジン社の「大学野球秋季リーグ戦決算号」でもほんの少ししか触れられず、しかも個人成績は間違いだらけ! 個人的な記憶力の低下を物理的に補うためにも、文字としてその思いを残しておこうと思った次第です。

          横浜から通って観た、新潟医療福祉大・飯塚亜希彦投手のこと

          ある大学野球部を応援した3年間<2>

          2014年秋。地区制となり、決勝リーグに進めず敗退。 2015年春。リーグ再編で2部での戦い。大混戦の末、2部優勝。入れ替え戦を2連勝で制し、リーグ戦参戦4季目で1部昇格を決める。 2015年秋。初の1部での戦い。まったく手が出ないという印象はなかったものの、なかなか勝ち点を挙げることができず最下位。入れ替え戦にまわるも、2連勝で1部残留。とはいえ、笠原祥太郎選手はリーグの奪三振記録を塗り替えるなど、徐々に注目選手に。 エース誕生!と感じた瞬間この秋、印象に残ったのは、

          ある大学野球部を応援した3年間<2>

          ある大学野球部を応援した3年間<1>

          おそらくどの野球雑誌のドラフト企画にも載っていないころから応援していた大学生が先日のドラフトで指名をされました。アマチュア野球ファンであり、プロ野球ファンである私ですが、野球ファンとしてある意味“絶頂”を迎えたわけです。近年、思い出話を語っていると、 ふと「盛っていないか?」と自分で思うことがあります。 昔々、聞くたびにデカくなっていったおばあちゃんの思い出話を思い出します。そう、時間が経ち、何度も話しているうちに、思い出話って悪気はないのに盛りがち。そこで、思い出をいま

          ある大学野球部を応援した3年間<1>