名前で試合するわけじゃないんだぜ
週末は予定通り公式戦のリーグ戦があった。
ただし、保護者の観戦はNG。
まぁしゃーないね、試合できるだけありがたいね、つって応援は諦めてたのだが、試合前日に急にコーチングスタッフとしてベンチ入りすることになり、ベンチというこれ以上ない臨場感で試合を見ることが出来た。
この日は2次リーグの最終日。この日の勝敗次第で、次の3次リーグが上位リーグになるか、中位リーグになるかの分かれ道。
そして対戦相手は2次リーグ全勝中の首位チーム。
燃えるぜ!
で、肝心の試合はと言うと、全勝中の首位である相手チームの良いところをまったく出させない完璧な展開。
相手チームのコーチも思うようにいかない展開に次第に苛立ち、声を荒げる。
その苛立つコーチに焦る相手選手と、苛立つ相手コーチを見てますます冷静になっていくウチの選手たち。
少年スポーツあるある、かな。
息子が統率するDFラインは勇気を持って高いラインを維持し、前へ前へとプレッシャーをかけていた。
その結果相手チームのプレイメイカーの位置がDFラインまで下がってしまい無効化してしまっていた。息子たちの頑張りの賜物だと思う。
息子は試合後に「負ける気がしなかった」と言っていた。それくらいの出来だった。
序盤こそ足が重かったり、凡ミスから招いたピンチがあったものの、相手に崩されることもない危なげない試合展開。
で、結果は「ドロー」笑
だってウチはシュート0だから笑
相手は相手で負ける気はしなかったろうと思う笑
それでも終了後は、こっちは勝ったかのような充実感があったし、あちらは負けたかのような暗い雰囲気で説教タイム、、、苦笑
まあ、それだけ両チームともに、もともとの実力差を感じていたんだろう。実際10回やれば8回は負けるような相手ではある。
それでも試合はやってみないとわからない。公式戦みたいなシリアスな試合なんかは特にそうだ。
実績もない、歴史もない、若いチームのウチはたまに名前で負けることがある。
名前で負けてプレイが後手になることほどムダなことはない。
そうわかってはいても、やっぱりその精神的な圧力を感じてしまうわけだ。
そういう時にこの日の試合を思い出してほしい。
勇気を持って前に出たことで自分たちのプレイが出来たことを思い出してほしい。
こういう小さな一歩を次の大きな一歩に繋げられるように。
おれもこの「シュート0のビッグゲーム」をベンチで味わえていい経験になった。
子どもたちはわからんが、おれは共に戦った気持ちになれた。
サッカーっていいな!
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