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京都ヴィパッサナーセンターに瞑想しに行った時の話、食事と精神状態の関連性

コロナ騒動以前の、もう数年前になりますが瞑想者としてと、奉仕者としてと3回体験してきました。
ヴィパッサナー瞑想で瞑想漬けではなく、奉仕作業(半日常)を取り入れながら瞑想状態を体験する《奉仕者》
ヴィパッサナー瞑想の教えに奉仕体験をしてこそ瞑想体験は完成するのだとあります。

⚫︎人と会話をしない、触れない、身体を動かさない(禁止)生徒
⚫︎人と会話しながら、動き、コースを進める奉仕者

どちらも同じコースに違う型で入ることになります

キッチン作業なので食材に毎日触れ、人と話し

その中にいくつものヒントが
読み解きは個人次第

大根の毛穴の配列のズレから、つむじの回転、DNAの螺旋、大腸の回転方向、地球の自転、出生時の回転、‥が頭の中で繋がって↪︎↑
導き出される生命の秘密
自分が、全てが宇宙の一部であること。
瞑想によって深い内面に入って行き、自己から脱我が起こると生の高揚感や無限感が感じられ

生命や宇宙すべての存在の物質
カラーパ(微粒子)が後か先か、生命誕生が先か後か

一部は全体を表していることがよく判る構造がフラクタル

フラクタル構造のロマネスコ



‥はっ、と現実世界に帰ってきて周りを見渡し精神を病んでいる人の多さに怖くなった参加した回のコースなのですが、これもフラクタルなのでしょう。現代社会そのものの小さな集合体。病まずに生きる方が難しい不健康な環境。色んな人の色んな世界が存在していてそれぞれでよいのだと再理解します。執着を手離すことで解決する事も、執着こそが人間の個性(性質)なのだと思う事も。
アレハンドロ監督は『エンドレス・ポエトリー』の中で歳をとることであらゆるものを手放し楽になると語っていたのを思い出し

色があって、形があって、肉体があって現実世界を渡っている。
《食べて、寝て、仕事をして、心が平和》
美しく調和のとれた世界でありました。

ただし、その場所もバランスは危ういものです。至る所に均衡を崩す要因は散らばって見えました。

瞑想中は完成菜食の食事で刺激物も嗜好品もありません。唯一、センターにある刺激物はインスタントコーヒーです。
数日、センターで綺麗な山の空気と水を飲みクリーンになった身体にインスタントコーヒーを飲むと明らかに覚醒感があって〝コーヒードラッグ〟が体験できてそれも面白い経験です。
肉食を断つと精神世界に入り込みやすくなり感覚が鋭くなり、全ての物に意味を見出し始めます。鋭くなり過ぎて日常生活は送れない状態です。
その為、瞑想終了後は1日センターで現実に戻るリハビリディのようなものが設けられています。

完全菜食のヴィパッサナー最高指導者ゴエンカ氏、甘い物が大好きで肥満体だったし、最期は膵臓を患っていたそう。ヴィーガンで美しいバランスの人を私はまだ見た事がありません。
思想的に菜食主義は美しいものです。
人体の必要栄養素として動物性タンパク質を無しで生ききるのは人体実験のようにも思えます。
成長期の子供にまで菜食主義を敷いている家族もあるようですか、結果は実験と理論の証明のようになっていないか心配です。

まだまた修行は続くのですが、とりあえずヴィパッサナーセンターでの瞑想は3回体験させていただけたので完結とします。

もともと過敏な性質な人が深い瞑想に入ると他人の匂いや呼吸音、存在が気になり過ぎて情報過多になってしまいます。

集団瞑想はお腹いっぱいなので、自宅に瞑想roomを作りました。
集中した瞑想はやはり一人で。


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