2023/8/18 受験シーズンのネタ見せ

昨晩は5時ころに眠った。今朝起きたのは8時だ。
いいかんじである。ナポレオン気分で今日も行こうと思う。

11時から事務所のネタ見せがある。準備したネタは相変わらずなんだかなあという気持ちだ。
今日のネタは自分の中では好きなものの話、好きなタイプのボケ、好きなタイプの発想が出ている気がする。
しかし、それを適切に表現する方法がまだ見つかっていない感覚だ。
この気持ちが、これを書いている今となってはネタ見せ前に持っていた感覚なのか、ダメ出しを貰った後からの気持ちなのかはおぼえていない。

ネタ見せ後のダメ出しでは、なにかいい感覚をつかんだような気がする。というようなことを毎月言っている気がする。
プロ野球をみていると、1.5軍くらいの選手(1軍と2軍を行き来する選手)が、キャンプ中の実戦練習後や打てなかった試合の後に「結果はでなかったが良い感覚をつかんだ。次に活かしたい。」と言っているのをよく見る。掴んだなら早く活躍してくれ、とファンは思うものである。
まさしく私もその状態にある。毎回ダメ出し後にはそうだそうだ、この感覚だというのに気づくのだがうまくいかない。
言霊という言葉があるくらいだから、ここでは強気に書いておこう。

良い感覚がつかめたので、ネタの改善をすれば大爆笑必至のネタになるはずだ。
よしよし。これでいいや~。

もろもろを終えて、14:30になった。今度は15:30からバイトである。偉いなあ。働きもんだなあ。
気づけばもう8月も後半だ。世間的には夏休みも終わりが近い。夏休みが終われば、子供たちはいよいよ受験シーズンに突入である。
学習塾でアルバイトをしてこれまた10年になる。大学1年生の時から学習塾にいる。となれば、私もそこそこ教育のプロといってもいいのではないだろうか。
いまバイトをしている塾は東京でもハイパートップクラス塾である。目指している学校も、全国に轟くような名前の学校ばかりだ。
どれくらいの量を勉強しているのか様子をうかがうと、死人がでてもおかしくないくらい勉強している。

また野球の話をするのだが、東京6大学野球で東京大学が圧倒的に弱い理由は明確である。小学生、中学生のときに野球をやっているような子は東京大学には行けないのだ。
もちろん天才的な頭脳で、野球をやりながら東大合格を勝ち取る子は存在するが、その頭脳を持ったうえで野球の才能があるなんてことはほとんど可能性が0といっていい。
他の大学は野球がウマい子をスカウトしてきている。勉強はそんなにやんなくてもいいから、野球部を強くすることで大学の宣伝をしてくれという役割だ。

おいおい、それは失礼じゃあないか。学生の本分は勉強と研究だから、勉強もしっかりやりながら野球も頑張っているはずだよ。と思う人もいるだろうが、長嶋茂雄氏が立教大学出身という事実だけで、もう反論の余地はない。どう考えても長嶋氏は野球しかやっていない。
長嶋氏は I live in Tokyo.を過去形文にせよという問いに、I live in EDO.と答えたという伝説を残した男だ。

野球も勉強も幼少期からの研鑽が必要な分野になっているということが言いたかった。東大に行きたい子、行かせたい親は、事実として幼稚園選びから始まる時代になっている。そして保護者も夫婦二人で年収1000万円なんて下限である。ハイパー低収入に分類される。お金はあればあるだけ受験には有利である。
そしてお金をかけまくって、勉強しまくって、その結果で有名中学校に入学できるかどうかの土俵に立てる。世知辛い。

そして、このくらいの時期に、一部の子供たちは頭がパーンとなる。とつぜん塾も学校も行けなくなってしまい、受験をあきらめる。あきらめると言っても、小学校がすでに有名大学の付属小学校だったりするので、内部進学で有名中学、有名高校、有名大学にいくことができる。
世知辛いもんだ。こんなに受験を頑張りすぎたことで、精神に異常が出てしまった一方で、かつて受験を頑張ったことで学歴については不自由はしない。

夏休みが終わり、子供たちは寝る間も惜しんで勉強をする。頑張ってほしい一方で、精神がおかしくなる前に諦めることも視野に入れていただきたいと思う。

私は小中高大すべて公立で、ザリガニ釣りや野球ばっかりやってきたが、今もそこそこ楽しく生きている。そして、今でも釣りと野球をやっている。
頑張って生きていきましょう。

今日面白いと思ったことは「漫才は直接的な言葉で悪口を言うのではなく、どれだけ婉曲的に伝えるかが重要であることがわかった。」


こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。