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ふとあの子が懐かしくなって名前で調べてみた そこにはあの時とは違うあの子がいた 夜道をカップラーメン片手に2人で歌いながら歩いて、くだらないことでおお笑いして 自転車2ケツしてまた笑ってって あの時の君はもういないの? 小洒落たカフェに行って 僕を騙したあいつとも仲良くお出かけ よく分からないアートに感動して 夜道で歌なんかもう歌わない? 最後に会った時の僕を避けた歩き方 嫌そうに会釈して逸らした目 僕はもうあの子を思い出さないのだろうか さよならなのだろうか

    • この世の可愛いは

      可愛いものが大好き この世の可愛いを知れば知るほど とんでもなく悔しい気持ちが押し寄せる 自分自身が『可愛い』という概念じゃないことが何だか気に食わない 可愛いものが欲しいわけじゃない 可愛い服が着たいわけじゃない 可愛くなりたいわけじゃない 可愛いに溺れたいわけじゃない この世の可愛いを食べ尽くして 可愛いという概念に取り込まれてしまいたい 死ぬまでそれができないのが悔しい ここまで強烈な感情に刈られるものは 僕の中に可愛い以外にない

      • 恋人とたばこ

        置いておいたはずのたばこが無い あのとき確かに置いておいたはずだ 電子レンジの上のすみに ひとりの部屋で無性に吸いたくなって 買いに行くにはあまりに外は寒くて 家中探してみることにした 電子レンジの裏、玄関のくつの中 収納の中、普段使わないかばんの底... いつも僕が着る服のポケットを探していた時 恋人の上着の内ポケットが四角く盛り上がっていた 上から触ってみると確かにたばこの箱だった 恋人はひとりでたばこを吸わない 吸うのは決まって僕と一緒のときだ 恋人がたばこを内

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          ロリータが好き フリルが好き カラフルなものが好き ポップなものが好き だけど僕自信が着たいわけではなくて この溢れる気持ちをどこに発散すれば良いのか..

          毎冬

          ふっと小さい頃の故郷を思い出す 僕にとっては楽しい思い出も悲しい思い出もある 冬の風の匂いをかぐと寂しくなる 切なくて、心がギュッと掴まれるような気持ち くまの形のパスタの入ったコンソメスープを恋人と飲んでいれば なんだか少し和らぐ気がする 僕は故郷を捨てた 過去を捨てた その代わり誰よりも今を愛している

          毎冬

          僕の鬱病と寛解について

          重度の鬱病と診断され、希死念慮に苦しんだ。6年前から4年間。 現在は死にたい、死のうと思うことは無くなってから2年になる。 なぜ僕が鬱病になったのか、またどうしてこんなに寛解まで早かったかと考えてようやく理解したことがある。 当時鬱が治ったと騒ぎ立ててはまた不調になって落ち込む躁鬱状態だった。 鬱になった原因は抑圧され続ける環境によるものだったが それだけじゃなくてもっと大きな要因があった。 元々自由を愛し、周りへの反骨精神で生きていた僕は 人それぞれの解釈の違いやどうし

          僕の鬱病と寛解について

          大嫌い

          今のパートナーと出会って、 今まで気付かなかったようなことに気付いてしまうことがある 高校時代寄り添ってくれていたあの子は 自分の正義を確かめるために弱者である僕と一緒にいたこと そういう弱い人達とたくさん仲良くした私ブランドがよっぽど大事なようで 今は人は簡単には死なない!と豪語して笑っていた 僕の作品を良いなんて言ったことないのに 自分の一攫千金のチャンスに使おうとした知り合い ただ無口なだけだとおもっていた子は とんでもない前時代的な思想の持ち主で 平気で人を攻

          大嫌い

          彼女と彼について

          自分の信じられない事や物はこの世には無いと信じ込んでる彼女の あの時の涙はどれだけ薄っぺらかったか 自分が分かる簡単な映画で泣いちゃう彼女は 僕のことが分からず、5年経った今でも僕を攻撃する どんな映画を見ても泣いてる所を見たことがなかった彼は 分からないものへの寄り添いがあった 広い心を持って人に接して 困った人が居れば手を差し伸べていた そんな彼の涙は美しかった 僕を強くした

          彼女と彼について

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          またみっちゃんの夢を見た 嬉しい悲しい

          攻撃するのはやめて

          前時代的な考えを、哲学だ、思想だと押し切って語っているようだけど、 自分は遅れた人間です!と大っぴらに言っているのと同じだよ あなたのその考えは思想とも呼べない歪められた屁理屈だ!ただそれだけだよ! 自分自身、何が正しいか分からなくてがんじがらめになってるだけでしょう だからって人を攻撃するのはやめて 自分の素直な気持ちを歪めず 優しさを持って ただそれだけでいいのに

          攻撃するのはやめて

          リバーズ・エッジ

          色んな人の声が飛び交う現代の社会から 誰もいない森にはるばるやって来た ここには生きてる人こそいないけれど 死んできた人たちの苦悩がある たくさんの落し物を辿った先に 僕の行き着く救いがあった 「死んだ人しか好きになれないの?」 映画のワンシーンを思い出す きっと彼の中には人に対する期待は 少しも無くて 何も言葉を発さない、この世に存在しない そんな死人が好きなのだろう この世から消えた人は時に 今生きる人よりも遥かに物を語る 無責任なことは語らず、ただ寄り添うだけ

          リバーズ・エッジ

          もし僕が死んだら

          もし僕が死んだら きっとこの日記を読んでくれるだろう サプライズしたくて秘密にしていたことは 君にレストランのランチをご馳走することだったんだよ いつも言っていることだけど 君のことが心から大切で 君と出会って初めて大きな幸せを感じたんだよ もし僕が死んだら すぐに後を追ってほしい 1人では退屈すぎるから だけどやっぱり生きていてほしい また逆張りだって笑うかもしれないけど やっぱり君には生きていてほしい

          もし僕が死んだら

          星のふりかけ

          重度の鬱と診断された時 食事を摂れなかった ご飯を炊くハードルが高すぎて 食べない方が楽だった だけどご飯を炊くことが出来るようになったきっかけがある 貰ったふりかけの中に星の形のフレークが入っていたからだ 星が見たくて、頑張ってご飯を炊いた 食事バランスは無茶苦茶だったけど 大きな一歩だった あのふりかけ可愛いんだよな 今度また買おう

          星のふりかけ

          日記

          人の心はいつでも僕から離れていく 利用出来なさそうと分かれば捨てられ うまく行きそうなら邪魔をされ 嫌なことは嫌だと抵抗すれば 興味を失われてしまう 僕の価値ってなんだろう 価値なんか元々無くて 僕は幸せになるのみ

          日記

          鳩のカップル

          春頃、川沿いの桜並木を見に恋人と出かけた時 鳩が橋の下辺りで寄り添っていた。 鳩の交尾は何度も見たことがある。 鳩のメスは雰囲気を重視するようだ。交尾前の雰囲気が良くないとメスは交尾をしたがらない。 ガツガツ来る相手には交尾させてあげないようだ。 その日の鳩のカップルは、毛繕いし合い良い雰囲気だった。これは交尾をするんだろうなと、恋人と固唾を飲んで見守った。 2匹は色が明確に違ったから、すぐに見分けがついた。 お!紫っぽい小柄な鳩が屈んだ!こちらがメスか... その上に白

          鳩のカップル

          嫌になっちゃう

          ぼくの中のみっちゃんは 陰謀論なんて信じない 馬鹿なネットかぶれにはならない 馬鹿みたいな絡み方しない 尊敬されないことなんてしない 失望させたりしない けど全部ぼくの幻想で 現実は、かなしい もう会えない ぼくが変わってしまったから

          嫌になっちゃう