見出し画像

鳩のカップル

春頃、川沿いの桜並木を見に恋人と出かけた時
鳩が橋の下辺りで寄り添っていた。
鳩の交尾は何度も見たことがある。
鳩のメスは雰囲気を重視するようだ。交尾前の雰囲気が良くないとメスは交尾をしたがらない。
ガツガツ来る相手には交尾させてあげないようだ。

その日の鳩のカップルは、毛繕いし合い良い雰囲気だった。これは交尾をするんだろうなと、恋人と固唾を飲んで見守った。
2匹は色が明確に違ったから、すぐに見分けがついた。

お!紫っぽい小柄な鳩が屈んだ!こちらがメスか...
その上に白黒の鳩が乗っかる!!

鳩の交尾だね!と恋人と微笑ましく見た。

2匹は近くを少し飛び、橋の下に戻った。交尾の後の楽しい飛行....

だけどなんだか変だった。
次はオスかと思われた白黒の鳩が屈み始めた。
僕達は、オスなのに屈んでも意味無いのにね〜と笑っていた。
だけどその白黒鳩の上に小柄な紫鳩が乗っかった!!

あれ!!これはもしかして....
同性カップル鳩....!?
無いことは無いのかもしれない。自然界にも同性愛が...。

まるで僕達みたいだね!と興奮気味に話した。

動物界にも同性愛があるならば、
同性愛を悪としている人の文明とは何だろうか?
言葉や文字があったからこそ伝わった教えや文化
これがもし同性婚を反対している要因だとしたら?
人は本当に賢い生き物なのだろうか?
進化ってなんだろう?

いつも考えちゃうのです。

この記事が参加している募集

多様性を考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?