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【編集後記】気づけばサイトの立ち上げから2周年

そういうわけで、“コトバと戯れる読みものウェブ”ことBadCats Weeklyを立ち上げてから2年が経った。はっや。時間流れるのはっや。

おかげさまで、サイトのビュー数的な部分では爆発的とは行かないまでも堅調に伸びている(ちなみに某サイトによると“中級”レベルらしい。いかにも器用貧乏なじぶんらしいポジションだ)。そこそこバズったり、Google検索で上位に引っかかったりして、数万ビューを稼いでくれる記事も現れ、編集長があるていどぼんやりしていても、それなりの数字が得られるようになった。もちろん数字がすべてではないが、管理する側としてはありがたい話だ。意欲もわく。

これもひとえに、毎回魅力的な記事を寄稿してくださるライターの皆様のおかげだなあと痛感している。というか、この2年間で多くのライターさんが活躍の幅を広げられていて、ガチでびびっている。小説やエッセイ集を出版されたり、著名なメディアに署名記事を寄せたり(以下一例)、エッセイが海外サイトで翻訳されたり、独自の配信チャンネルを始めたり。そういった話を聞くたびに、編集長しっかりせいや、と尻を叩かれているような気分になる。

なのでサイトの質は明らかに上がった。記事のクオリティやユニークさは、有名企業が運営するその辺のウェブマガジンにも負けていないんじゃないかな、と編集長として自負している。なにより、じぶんで読んでいて面白いし。それに言葉を取り扱う、翻訳という仕事に携わる者として、ライターさんの文章センスにも刺激を受けている。文章の視野も広がった。

その一方で大きな反省は、サイト運営の鍵でもある、マネタイズ戦略が滞ってしまっていることで、これはもう編集長の不徳の致すところで無念でしかない。3年ひと区切りと言うけれど、3年目は特にこのマネタイズ戦略について、一切の言い訳をせずに推し進めていかなければならないと肝に銘じている。なぜならわたしは編集長として、もっとライターさんに気前よく銭を払いたいし、もっと新しいライターさんにも寄稿してもらいたいからだ。そしてじぶんもラクしてえ。スヴァールバル諸島で。

マネタイズはさておき、今後はnoteのほうにも力を入れていきたいなと考えている。しばらくやってみて、noteからサイトへの流入はけっこうあることが分かった。ただ、noteは目の肥えているユーザーさんが多く、日記みたいな気の抜けた文章だとまったく相手にされないことも知った。要はちゃんと「文」を書かないと読んでもらえないが、しっかり書いたものはしっかり読んでもらえるという印象で、とても分かりやすい。好きだ。

サイトとしては今後もエッセイやレビューに軸足を置きつつ、個人的にやっていて(大変だけれど)楽しいインタビューも増やしていきたい。知られざる業界の方に話を聞いたり。インディスピリッツは常に忘れずにいたいものだ。

他にもやりたいことは色々とあるけれど、なにはともあれ、3年目に入ったBadCats Weeklyを引き続き、よろしくお願い致します!

BadCats Weekly編集長 小川公貴(akaとら猫

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