見出し画像

【BadCats Weeklyまとめ】2月9日〜15日号

なんと約3ヶ月ぶりのnote更新となります。“コトバと戯れる読みものウェブ”こと、BadCats Weeklyの編集長のとら猫です。

翻訳のお仕事のほうでてんてこ舞いになってしまい、noteまで余力が回りませんでした。書くことってライフ制なんですよね。一日に書ける文量の限界を昼の翻訳作業で超えてしまうと、夜には文字も見たくないという。

こうした“ライフ”がなくなってしまうと、本当に何も書けなくなります。ただ呆然と時間を過ごすだけ。当然インプットもままなりません。いくないです。noteを放置していれば、ぽつぽつ増えていたフォロワーさんも離れていきます。悲しい。

とかなんとか泣き言を綴ってないで、少し前の記事になりますが、BadCats Weeklyに掲載されたエッセイなどを振り返ってまいりましょう。

“noteで小説も書くライター”こと、碧月はるさんから届いた映画『ジョゼと虎と魚たち』についてのエッセイ。

“大事なのは結末じゃない。そのとき、どれだけ互いを想いあえるかだ。”

編集長はこの一文が心に響きました。それなりに長く生きていると、もちろん多くの後悔があるわけですが、それでもギリギリ自分の中で消化して前へ進んでいけるのはどれも、そのとき真剣に何かに向き合った上での後悔のような気がします。

おざなりの心は相手にも見透かされますよね。猫だってそのくらい見透かしますもん。

新刊『働く女の「しないこと」リスト』も好評発売中のライター&エッセイスト、みくりや佐代子さんから届いた映画『花束みたいな恋をした』のレビュー。

このレビューの中でも触れていますが、“花束みたいな恋”ってどんな恋なんでしょうか。これは映画好きの間でも一時期議論が盛り上がっていたようで、Twitter上もさまざまな解釈が飛び交っていました。

個人的には“花束”という言葉からは、一瞬の儚い美しさと同時に、何かこう人工的な、虚構めいたイメージも浮かびます。

皆さんにとっての“花束みたいな恋”はどんな恋でしょうか。コロナ前なら、映画好きを何人か呼び集めて飲み屋で論じたいところです。

最新作『ベオグラードメトロの子供たち』も好評なノベルゲーム作家、隷蔵庫さんから届いた、Netflixで配信中のドキュメンタリーのレビュー。

編集長も本作、ずっと気になっていたのですが、あまりにもアレなタイトルが引っかかって、ずっと食指が伸びずにおりました。このレビューを読んで初めて知ったのですが、これって猟奇殺人を取り扱った、極めてヘヴィなドキュメンタリーだったんですねえ。

猟奇ものに目がない編集長としては、このちょっとアレなタイトルへの恨み節のひとつやふたつ、ネトフリに投稿してやりたいところです。絶対損してますって、このタイトル。

それではまた次回!

++++

ちなみに編集長が翻訳を担当しましたノベルゲーム『コーヒートーク』が、5月のPS Plusフリープレイに登場するそうです。会員の方はこの機会にぜひ!


これもう猫めっちゃ喜びます!