寝る前はターミネーター2で○○○○
みなさんは映画は好きですか?
私は大好きです。
いかに物語に深みを持たせ、登場人物達それぞれの特徴を短い時間内に表現できるかを考えなければいけない難易度の高い作品です。
物によっては3時間を超過する映画もありますが、基本的には2時間程度の長さです。
その中でも1番好きな作品が、ターミネーター2です。
日本で公開されたのが1991年なので、もう古い作品に分類されるのかもしれません。
しかし、90年代とは思えないクオリティをしています。
CGにはできるだけ頼らずに特殊な装置などを作り、実写で撮影しています。
作中では液体金属の敵キャラが出現するのですが、特殊な方法でゴム製の弾痕を加工し、銃で撃たれた身体を表現しているそうです。
こちらの記事に詳しいことが書いてありますので気になる方は読んでみてください ↓
CGも近年の自動化された映像加工ではなく、手動でパラパラ漫画のようなCGの作り方をしています。
Photoshopという画像加工ソフトを使い、フレーム単位で液体金属の様子を描き、最終的に映像として繋げ合わせています。
液体金属なので周りからの光の反射などを細かく描く必要があるため、とても大変だったそうです。
たった5秒程度の映像に数ヶ月かかったシーンもあるそうです。
こういった努力もあって、最近の作品にも負けないクオリティとなっています。
私はこの作品をアメリカで初めて観ました。
こう聞くと、現地の映画館で観たと思われると思います。
いいえ。
日本で録画していたビデオをアメリカで観ただけです
父親が日本でターミネーター2を録画していたようで、土日は毎週のようにビデオを再生して観ていました。
子供としては影響を受けないはずがありません。
しかし小学4年生までは話が難しすぎてついていけず、頭の中でこのような扱いになります。
観たことあるけど何かわからない映画
本気で観たのは日本に帰ってきてからでした。
当時、地上波では週4日、木曜から日曜まで21時から映画を放送するのが主流の時代でした。
今では考えられませんよね。
ターミネーター2は名作ということもあり、毎年夏頃に必ず放送される慣習になってました。
そして、小学6年生。
初めて話を理解しながら本気で観ました。
泣きました。
だから父親は繰り返し観ていたのか。
そこからは毎年放送されるたびにターミネーター2を観ていたと思います。
そして、観すぎたせいでしょうか。
主人公ジョンコナーのフジテレビ版吹き替え:浪川大輔さんのモノマネも習得しました。
1社目の新入生歓迎会の出し物で披露して、大反響があった自信のモノマネです。
でも、残念ながらターミネーター2にここまでの熱い気持ちを持っている人は周囲にはいませんでした。
そう、社会人3年目までは。
思わぬ形でターミネーター2を好きな人と出逢います。
それが今の奥さんです。
まだデートに誘う前の雑談の時のこと。
なにかの話の流れでジョンコナーのモノマネをしてしまいました。
あっ。しまった。
これ絶対に分からないネタだから補足説明しないと…
と思った矢先、
いまのターミネーター2のやつ?
え?
知ってる?
こんなタイミングで話通じる人と出逢うの?笑
後に知ることになりますが、奥さんはフジテレビ版吹き替え完全収録のターミネーター2のブルーレイを購入済みでした。
その後、意気投合し、ちょうどターミネータージェネシスという続編の映画が公開されるタイミングだったということもあり、デートプランは即映画になりました笑
ある意味、ターミネーター2は恋のキューピットかもしれません笑
数年後に結婚することになります。
結婚してからは寝る前に奥さんとある遊びをするようになりました。
ターミネーター2フジテレビ版吹き替えのしりとりです
マニアックすぎます。
こんな夫婦、この世にいるのでしょうか。
そんなに都合よくセリフなんてあるわけないでしょう。とツッコミをいれたくなったと思います。
実はあ行だけでもこんなにあります。
あ アディオス
い いまから?
う 腕の骨が折れた
え えっ、僕の言うことなんでも聞くの?
お 降りるんだ
ファンならどこのシーンか一瞬で分かる台詞集かもしれません。
では、試しにしりとりをやってみたいと思います。
しりとり
↓
理解した
↓
例えばナイフや剣だ
↓
ダメだよ!一緒にいてよ、僕たちがなんとかするからさ!
↓
さっきの子はアッチへ…うおおい!
ターミネーター2を知らない人にとってはさっぱり意味がわからないしりとりですね笑
次の日は仕事なのに夜中に1時間ぐらいしりとりしてたこともあります笑
しりとりだけをメインとするのではなく、台詞から思い出されるシーンを2人で回想しながらしりとりするのが楽しめるポイントです。
今は子供がいるので、こういった平凡な時間がなかなか取れないのですが、子供が大きくなって時間が取れるようになったらまたやりたいです。
ちなみに、余談になりますが、浪川大輔さんはターミネーター2のアフレコ時はやさぐれていたそうです。
人気者になり、多忙であったことから学校に行けずストレスになってしまっていたそうです。
ただ、ジョンコナーもやさぐれている主人公役でした。
もしかしたら、同じ境遇になったからこそ生まれたパーフェクトなアフレコだったのかもしれません。
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