痛○○○○○を作ったお話
痛○○○ってたまに聞きますよね。
痛○○○とは、見ていて痛々しい○○○の略になります。
あるあるなお話だと思いますが、私は痛車のことを「イタリア製の車」だと勘違いして覚えてしまいました。
中学生時代、友人との雑談中に痛○○○の話が出てきたのですが、会話が噛み合わず、勘違いに気づきました。
その頃は自分には縁のない話だと思っていました。
しかし、それから数十年後、まさかの自分が痛○○○を作ることになります。
それは、
痛Suica
です。
当時、痛Suicaは密かなブームとなっていました。
が、チャージする際に自動券売機の機械に詰まる可能性があるため、やらないよう注意喚起がされていました。
しかし、どういう訳かカードを置くだけでチャージできる機械が登場したのです。
つまり、痛Suicaがノーリスクで使える日がきたのです。
早速遊びはじめます。
会社の同期にSuicaと似ている名前の人がいたので、本人が好きなネギと合わせて痛Suicaをしれっと渡すことにしました。
Suicaのペンギンにもネギを持たせてあげました。
同期からは、
「え?」
「これつくったの?」
「やばっ」
などの感想をいただきました。
それから数日後のことです。
いつもお世話になっている先輩社員とご飯に行きました。
話の流れで最近頑張ったことをお互いに話すことになったので、上記の痛Suicaの話をしたところ、まさかの先輩の心に刺さったようです。
「私のも作ってくれ!」
別にいいですが、先輩はSuicaに似ている名前ではありません。
「そんなものはどうでもいい。今の推しキャラのコイツで作ってほしい。」
どうやら心に刺さったのはSuicaに似ている名前で作ったダジャレのセンスではなく、痛Suicaそのものだったようです。
推しキャラ、それはサイコパスという漫画に登場する宜野座(ギノザ)さんとのことでした ↓
なるほど。さっぱり分からない。
とりあえず、要望を聞いてなんとか作りました ↓
左下のSuicaのところにはGinozaと名前を入れて、右上のロゴには物語で主軸となるシステムのロゴマークをいれました。
では、シールを貼っていきます。
当時の作成様子を動画に収めていたので切り抜きで記載します。
まず最初は、シールに印刷しておいた宜野座さんを丁寧に切ります。
次に、シールを貼る前にSuicaカードを綺麗に拭きます。
使うのはこの子。激落ちウェットシートです。
拭いた後は宜野座さんを綺麗に貼ります。
定規で押し付けて気泡が出ないように貼り付けるのでとても緊張します。
そして、次が大事な工程です。
水に濡れたり、手の油分で色落ちしないよう透明なシールでコーティングします。
使うのはこの子、透明コートフィルムのピッチンです。
ピッチンは本当に優秀なシール素材です。
お子様用の遊びグッズ作成時など活躍の場面はたくさんありますので、機会がありましたら是非使ってみてください。
ゴールが近づいてきました。
ピッチンをある程度の大きさに切り取ります。
定規を使って、気泡を抜きながらピッチンを貼り付ければ…!
完成です!
後日、先輩にお渡ししたところ、とても喜んでもらえました。
こちらはフリスクケースのシールを作った後だったということもあり、経験値があって結構スムーズに作れました。
※ フリスクケースのお話はこちらです ↓
また別の機会がありましたら、なにかの制作話を書いてみたいと思います。
痛Suicaエピソードは1つの例ではありますが、プライベートとビジネスにおいて、人にサプライズをして喜んでもらうことを生き甲斐としています。
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