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フリスクケースで繋ぐ絆

こんにちは!
ばーこしです😊

私は1回転職をしており、今の会社は2社目になります。

2社目でも同僚と交流関係があり、仲良くしていただいてます😄

ただ、初めての会社の同期に対しては特別な思い入れがあります。
というのも社会人1年目はいい意味で学生気分だったことが大きな理由かもしれません。

同期全員に社会人の基礎がなく、仕事に対しての不安や期待などが混在している状態なので、一緒に頑張っていこう!という気持ちが大きかったのだと思います。

同期は私を入れて全員で7名。男性4名、女性3名でした。

男性の中に、とびきりユニークなキャラで、いろいろな珍事件を起こす人がいました。
名前の頭文字がMなので、以下はM氏と呼びたいと思います。

一番最初の珍事件は入社日当日に起きました。

入社日当日って本当に緊張しますよね。
みんな不安と期待を抱きながら出社していたと思います。

会社に着くと、まずは教育を管轄している部長から挨拶がありました。

「本日からよろしくお願いします。」

正直、緊張していたので何を部長が話したのかあまり覚えていません。
そして、挨拶が終わった後、全員に質問をしてきました。

「みなさん、参考書は買いましたか?」

と、質問を受けると、1人だけ購入していない人がいました。
そう、M氏です。

「あの…買ってませ〜〜ん!」


私たち新入社員7名には内定した際に、新人研修の教材として基本情報処理技術者試験の参考書を購入するよう指示を受けていました。

部長からなんとも言えないような負のオーラが出始め、一瞬で場が凍りつきました。

「なるほど…今年は大物がいるなあ!はっはっは!」


と言いながら去っていきましたが、負のオーラを感じたM氏は決断したようです。

「俺、昼休み世界堂にいってくる!」


世界堂は文具や画材のお店なのです。
違和感がありつつも、全員初対面なので指摘することはできず、彼はそう言うとそそくさと行ってしまいました。

みんなで昼休み中にご飯を食べながら、世界堂って違くない?と話していると、M氏が帰ってきました。

「世界堂になかった!」


そこで同期全員の緊張の糸がほぐれて、大爆笑に包まれました。

「そりゃそうだよ!あるわけないじゃん!」

とツッコミをする人も現れました。

会社から指示されたことをやっていないので、ある意味悪いことをしているかもしれませんが、この出来事をきっかけに全員の緊張状態が緩和されたので、とてもありがたかったです。

その後、M氏は家に帰ってからネット販売で無事に購入されてました。

しかし、M氏は研修中も穏やかではありませんでした。

M氏はIT系の専門学校に通っていましたが、IT知識についてはあまり興味がなかったようです。
基本情報処理技術者試験の参考書を使った研修がはじまってからは常に睡魔に襲われ始めます。

そんなM氏が思いついた秘策。それが、フリスクです。

しかし、研修中にフリスクをお菓子のようにパクパク食べる姿を先輩社員に見せてしまうと怒られる危険性がありました。

そこでM氏は怒られない方法を考えたようです。

机の引き出しの中にフリクスケースを忍ばせておき、引き出すのと同時に素早くケースの蓋を開けて、ケースを手首のスナップの勢いだけで動かし、出てきたフリスクを口でキャッチします。

しかし、命中率が悪く、3回中1回しか成功しません。

厳しい先輩社員がこの行為を見逃すはずがありません。

後ろを向いてホワイトボードに書くフェイントをかけました。
すると、M氏は罠にかかり、いつも通りフリスクを食べる動作をしてしまいました。

「M氏!」

先輩社員が怒鳴り、全員の注目が一瞬でM氏に集まります。

カン!


なんと、入れようとしたフリスクが歯に当たり、地面にフリスクが落ちました。
思わず、笑いだす一同。

それでも、めげずに先輩社員が怖い顔を取り戻し、再度席の近くに行って注意しようとしました。

が、もうそこはM氏のテリトリーです。


床には口に入り損ねた大量のフリスクが。

「おwまwえw!なwんwだwよwこwれw!」(笑いすぎて震え声


もう笑いが止まりません。
M氏は緊張の糸をほぐすどころか、人に怒られない技まで習得済みだったのです。

こんな出来事があり、フリスクが同期内で話題の品になりました。

そこで私は思いつきました。

オリジナルのフリスクケースを作って共通の思い出の品にできないだろうか?
数ヶ月後、別々のチームに配属し、離れ離れになってしまうけれど、見るだけで同期を思い出せる品を作りたいと思いました。

実際に作ったのがこちらです ↓

表面には全員のあだ名を入れています。
デザインソフトでフリスクに似せた文字を描いて、シールに印刷してフリスクケースに貼りました。

シールから切り離す前の状態 ↓

裏面には商品説明のように自己紹介を入れています。
あだ名や趣味、ITなので16進数に変換した本名などを書きました。
※個人情報になるので、写真では黒に塗りつぶしています。

完成して、翌日。

ドキドキのプレゼントの瞬間を迎えました。

「おぉ〜!すげえ〜!」
「ありがとうー!」

当時、全員のテンションがすごい上がっていたので、やってよかったと思ってます。
今でも大切に保管してくれている…と信じています笑

もしも、真似しようと思ってくださった方がいらっしゃいましたら、1つだけ注意点があります。
それは事前に相手の反応を確認することです。

勝手な想像で作ったオリジナルの品をプレゼントしてしまうと、いらないと判断された場合、当然相手は困ります。逆に信頼関係が崩れてしまうきっかけにもなりかねません。

今回の場合は、先に私のオリジナルフリスクケースだけを作りました。
机に忍ばせておき、異変に気づいた時の同期の反応を確かめました。

この時に同期は、

「いいなあ!欲しい!」
「ウケる!」

などの反応を示してくれましたので、作ることを決断しました。

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