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強固な組織を作るためには

「組織には土台作りが必要だ!」
「組織拡大したいが、離職者が多く、採用しても中々拡大できない・・・」
「マネージャーが不足して中間管理職が多忙で何もできない!」

上記のような話は色んな中小企業で聞きます。
改善するにも何から始めればよいかわからない、育成ができないなどなど、
問題の本質に気づけず、事象に目がとらわれがちです。
ただ、こういったほとんどの多くの事象に関する問題は採用と評価が原因です。

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筆者は大きく二つが根本的な問題だと考えています。

①採用:即戦力を欲しがる故に、スキルを重視し人柄を見て採用できていない
②評価:経営側が育成について理解しておらず、昇格の評価基準が適切ではない

では、なぜこの2つが根本の問題と言えるか、について説明します。

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①採用

中間企業で多く発生する事象として、育成する資金力、育成スキームが課題になります。
ただ、本当の問題は成長できるポテンシャルを持った人材の採用ができていないことにあります。
成長のポテンシャルを持った人材は3つの要素があると考えています。
 ・物事を謙虚に受け止め、慢心しない人
 ・素直に受け入れ、改善できる人
 ・何が正しさかを理解し、実行できる人
これらを備えていれば、入社当初はスキルが低くても、自立して成長していきます。
また、離職率低下のためには、企業理念の遵守、行動指針の落とし込み、コミュニケーションの質向上などが挙げられると考えています。


②評価

昇格している判断は何を基準にしていますか?
私が部長としてすべて評価基準を定めましたが、技術的スキルは一切見ません。
【チームのこと、人のことを考えて行動できる人】
これだけです。
以前、「リーダーと人間性」という記事を書いたのですが、


【信用】を人柄(人を見る力)で獲得している人がリーダー

この人を見る力があれば、下は勝手についていきます。
どの組織であっても、経営者は人としての魅力がなければ下に良い人材が集まらず、会社は大きくなりません。

最後に

採用と評価を重要視していれば、組織は大きくなります。
何かを成し遂げるために組織を大きくする必要がある企業は、これらを振り返って見てみると、何か気付くことがあるかもしれません。
小手先のことは色んなメディアで取り上げられているので、
今回は根本について考えてみました。

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