見出し画像

リーダーと人間性

組織で動くとき、リーダーというものはどこでも存在する役割だ。
ただ、リーダーを選ぶときの基準は各組織によって違う。
リーダーについて様々な記事があるので、最終的に何が正しいかは自分で感じとる必要があるが、リーダーに求められるものは何か、転職をたくさんして感じてきたので書いていこうと思う。

リーダーに求められる事

シンプルに言えば、リーダーは組織をまとめることが求められる。
まとめるための要素として、ドラッガーは以下を定義している。


リーダーの最も基本的な条件は、『フォロワー』(信頼してついてくる人)がいること

組織をまとめるには、人から信頼されている人材が適任ということだ。

では、何故どこの組織も【リーダーへの不満が溜まる】か。
これもシンプルで人から信頼されていないからだ。

会社におけるリーダー

会社によるが、実力主義で成果を上げた人がリーダーになったり、上司に気に入られてリーダーになることが、日本企業に多いと思う。
それが各企業の成長を鈍化させている要因であると、いろんな業界を転職してきた自分が感じた違和感だった。

本来リーダーとは、フォローしている人から信頼のある人(会社で言う上の人)が組織のリーダーとして相応しいのではなく、フォロワー(会社で言う部下)からの信頼がある人が上に立つべきである。

【信頼】
とは未来に対して期待であり、【信用】は過去の実績である。
要は、【信頼(過去)】の積み重ね、人を【信頼(未来)】する必要がある。

この【信用(過去)】を、成果で積み重ねた人がリーダーになったり、上司に気に入られることをしている人がリーダーになっている。
ただ、組織をまとめる対象は部下に対してであり、上司や会社ではない。
【信用(過去)】を積むためには部下になるであろう人たちに対してもしっかり信用してもらう必要がある。

そして、リーダーとして組織がちゃんと機能している状態を見ていると、【信用】を人柄(人を見る力)で獲得している人がリーダーになっている。
リーダーの要素としてマネジメントスキルが重要視されるが、マネジメントスキルを使いこなせる人柄であることが重要なのだと感じている。

この見分けが出来ている企業は、離職率が低く、会社満足度も高く、社員一人一人が目を輝かせながら仕事している傾向にあると、いろんな企業を見て感じたことだ。
社会に求められ自然と大きくなる会社は、上層部の方の人柄が良く、人のことを悪く言わない。

中小企業に勤めたい/勤めている方は、自分が何をしたいのか明確にしてから、本記事を参考にしてもらえればと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?