保育士は良い保育園を”これ”で見分ける
どうも、ぽん先生です。
10月には来年度の4月入園の申し込みがあると思うと、そろそろ保育園の見学を始めておきたいもの。
しかし、いきなり見学に行ったところで
・どこを見たら良いの?
・良い先生がいるのかどうやって見つけるの??
などなど、分からないことはたくさんあると思います。
今回はそんな方に知っていただきたい、保育士が保育園を選ぶときに一番最初にみるポイントをご紹介していきます
もし、お子さんがすでに保育園に通っているという方は、「私が見学した時はこうだったな・・・」なんて思い浮かべながら読んでみてくださいね!
保育士が大切にしたいもの
保育園を選びのポイントをネットで調べてみると、
・保育園や保育士の雰囲気
・家からの近さ
・保育目標
などなど、あれこれ出てくるでしょう。
多くのウェブサイトには、保護者目線でのチェックポイントが色々と書かれています。
では、子どもの目線で保育士が保育園を選ぶ時に1番大切にしたいことはなんでしょうか。
それは「保育の質」です。
保育の質とは何か調べてみると、
「「乳幼児を適切な環境のもとで,健康・安全で安定感をもって活動できるように養護するとともに,その心身を健全に発達させるように教育すること。」」
と出てきました。
なんだか小難しいので、一言で説明すると
保育園に通うその子が適切に自分の力をどれだけ発揮できる環境や関わりができているか
と捉えて良いでしょう。
でも、それって保育士等でないと分からないと思いますよね。
それが意外とそうでも無いんです。
これを見て!
私は保育の質を判断するのに見ているポイントが一つあります。
それは「友達同士の関わり」です。
子どもは保育園というグループの中で、どうやってコミュニケーションをとると思いますか?
それは、保育士のやり方を真似して周りの友達と関わるのです。
保育士は「見学者が来たから」と言って子どもたちへの態度をいくらでも変えられますよね?
普段どうやって接していたとしても、見学者が来た時にだけ子どもにニコニコ話しかけているところを見せることができてしまいます。
でも、子ども同士の関わりは見学者が来たからと言って基本的に変わることはありませんよね?
だからこそ、友達同士の関わりや掛け合う言葉、協力しようとする姿勢に着目してほしいのです。
友達の存在
例えば、友達同士で協力して遊んでいる姿が見られたらどうでしょうか?
困っている子に「大丈夫??」と声をかけてあげる姿を見たらどうでしょうか?
「今は2人で遊びたいの、また後で遊ぼうね!」なんて丁寧に話す姿を見たらどうでしょうか?
別にこれらは保育士に無理やり言わさせられているわけではありません。
子どもたちは友達にそうすることが嬉しいと思っているんです。
一言で言うなら、友達が笑顔でいることが自分の幸せとでも表現しましょうか。
保育の質が高いと、個々が適切に自分の力を発揮しながら、丁寧に友達と関わる様子が見られるのです。
一方でキツイ言葉を掛け合っていたらどうでしょうか?
「自分が悪いんでしょ!」「あんたなんかね」と人を見下すような言葉が聞こえてくるのはどうですか?
「こっち来ないでよ」「汚いから触らないで!」と罵り合っていたらどうですか?
「きっとこの保育園の子どもたちはこうやって保育士に扱われているんだな」と感じますよね。
まぁちょっと極端に言いましたけど、こういうことなんです。
これをもう少し緩やかにしたものが、実際の子ども同士の関わりにはっきりと見られるのです。
だから、子ども同士の関わりは「保育士と子どもの関わりの写えであり、一つの基準として捉えることができる」と言えるでしょう。
子どもにとって大切なもの
ここまで子どもの目線で保育園の選び方についてお話ししてきました。
しかし、これは絶対に子ども目線で保育園を選べと言っているわけではありません。
当然保護者として毎日送り迎えする以上、
・家からなるべく近いところが良い
・布団のシーツ替えをやってもらえる
・保育園グッズを買わなくてもに貸し出してくれる
などといった希望があると思います。
ただ、どうしても子どもの目線で選ぶことは忘れられがちなんです。
だから、保育士として「私が選ぶならここを見るよ」ということを伝えたいなと思って今回の記事を書かせていただきました。
保育園の見学へ行く際には、どうかこのことを頭の片隅に置いておいていただけたら嬉しいなと思います。
頂きましたサポートは事業の運営に使わせていただきます。