照れずに言えるかが、勝負のカギ。ばちょめん流、英語学習!
<Y氏の助言>
筆者がまだアメリカに渡る以前、日本で仲良くさせていただいていた先輩 Y 氏が居た。
Y 氏は英語が堪能で、脱サラ後一人で世界一周も成し遂げた憧れの先輩だった。いつもキラキラしていて、最高にかっこいい先輩。
時を同じくして、将来の渡米を決断した当時の筆者は、準備段階として英語学習に取り掛かり始めた。
最初はなかなか成長を実感できず、このまましゃべれるようになどならないのではないかと疑心暗鬼になっていた頃、いつものように Y 氏と飲みに出かけた。
そこで英語が堪能な Y 氏に、英語とはなんたるかを、学ぶこととなる。
筆者「Yさん、俺がアメリカに行く上で、英語がどうしても不安です。英語を習得する上で、一番大切なことってなんすか?」
Y氏「そんなの簡単だ。できるだけ、ちょーしこけ」
筆者「は?」
Y氏「え?」
筆者「........…すいません、ちょっとよくわからないです」
Y氏「お前、もし外国人にサンキューって言われたら、なんて答える?」
筆者「んーー、ユアーウェルカム っすかね」
Y氏「全然ダメだ!もっと、ちょうしこけ!」
筆者「...…でも、どうこいていいかわからないです」
Y氏「ユアーウェルカムなんて、使わない。俺に今サンキューって言ってみろ」
筆者「........…Yさん、サンキューです」
するとY氏はポケットからジッポライターを取り出し、おもむろに、ゆっくりとタバコに火をつけた。そして最初のひと吸いをゆっくりと口から吐き出したのち、遠くを見つめ、こうつぶやいた。
Y氏「 Anytime 」
めっっっちゃくちゃ、ちょーしこいてる!!
年上に、こんなこと絶対言ってはいけないが、この人マジでちょうしこいてる。
これか!これが英語学習の肝か。
できるだけ、ちょうし、こく!
Yさん、ありがとうございます。
こうしてその日を境に、筆者の英語学習のスタイルは、ガラリと変わった。
まず学習する際は、たとえ自宅であろうとも、必ずサングラスをかけるようにした。
そして、何てことない英語の例文を音読する際も、その場から立ち上がり、左右に首を無駄に振りながら、言う。
こうして、ちょうしこきにこきまくった状態で、ついに渡米を果たしたのだった。
<お勧めの、" どういたしまして " >
英語に興味のない方、もしくは必要でない方でも、外国人観光客や留学生に道を尋ねられること、交通機関の切符購入を手伝ってあげることなどは、親切な日本人だからこそ、あり得る話なのではないだろうか。
そんな日本人の親切さに触れた外国人は、きっと感謝を込めて、サンキューと言うはずだ。
そこでどう返すのか。
英語を話す機会のない方々だからこそ、その滅多にない機会を是非ちょうしこいた状態で、楽しめたら素敵なのではないだろうか。
ここで、英語を話さない方達に向けて、筆者がお勧めする " どういたしまして " をいくつか紹介したいと思う。
スラングも含めると、かなりの数の " どういたしまして " があるため、ここでは数をかなり絞ってお送りしたい。
それぞれの言葉に、ちょうし「こき度」と「こきポイント」を添えて。
それでは、いってみよう。
1 「No problem」
こき度 ★★
<こきポイント>
王道のこのフレーズ。
こき度はそこまで高くはないが、不器用な男に是非使ってほしいフレーズだ。できるなら、言い終わった後に、そっとサングラスをかけれればベストだ。是非力強く、こいて欲しい。
2 「It's nothing」
こき度 ★★★★
<こきポイント>
これは相手に聞こえるギリギリの小さな声で放ち、言い終わりに、是非相手と目を合わせず、できるだけすぐにその場を離れる事ができたら、より素晴らしい" こき感 " が生まれるのではないだろうか。
3 「Sure thing」
こき度 ★★★★
<こきポイント>
是非こっきこきで言ってほしい。当然の事をしただけ感を意識し、決して笑顔を作らず、言い終わりは目を細め、大空を見つめてほしい。
4 「It's all good」
こき度 ★★★
<こきポイント>
言い終わりに、相手の肩をポンと叩けると、スムーズにブッこけるのではないだろうか。
5 「My pleasure」
こき度 ★★★★★★
このフレーズは定番と言えば定番なのだが、やり方次第で化けるように感じる。スーツを着ているときに、目に力を入れて、こく感じ。握手なんてできたら、しっかりとしたこきに化けるフレーズだ。
<最後に>
Of course, Not at all, You bet, Don't mention it, Absolutely, ここでは紹介しきれなかった、たくさんの " こき " の原石達。
今日、もし貴方が道に迷っている外国人を見かけたら、是非声をかけてあげてほしい。
この記事を最後まで読んでくださった貴方なら、きっとこけるはず。
ばちょめん流、英語学習。少しでも皆様のためになる事を願って、今日もちょうしこいて生きていこうと思う。
最後までご一読、ありがとうございます。
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