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仕事や人間関係に疲れたときに聞きたい音楽五選-バロックから現代まで

 ストレスだらけの毎日でも、音楽はひとときの安らぎを与えてくれる。
 ため息が増えてきたときに聞きたい音楽を五つご紹介。

A.ペルト:ヌンク・ディミティス Nunc dimittis

 無伴奏混声合唱による祈りの音楽であり、究極のヒーリングミュージックでもある。

リゲティ:ピアノ練習曲第1巻 より 第5番 Arc-en-ciel(虹)

 単なるエチュードを超えた、癒しのピアノ音楽。
 このほか第3巻の第15番(White on White)第16番(Pour Irina)などもおすすめ。

サティ:ジムノペディ より 第1番 Lent et douloureux(ゆっくりと苦しみをもって)

 作曲家を代表するピアノ作品。
 1888年作曲という衝撃。
 決して色あせないモダニズムの極み。

バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番 より サラバンド

 1000を超えるバッハの作品の中でも異色の一曲。
 音数音価音色いずれも極限まで切り詰められ、研ぎ澄まされた音楽は、余白の美や幽玄の趣といった東洋的世界観すら漂わせている。

武満徹:混声合唱のための『うた』より「さくら」

 我々の感性に、どうしようもなく、直接的に訴えかけてくる音楽。
 血に刻まれた音律は、我々を永遠の響きへと連れ去る。

 春夏秋冬。
 桜をはじめとする様々の日本の景色が脳裏に浮かんでは消え、浮かんでは消え。

さくら さくら
やよいの空は 見渡すかぎり
霞か雲か 匂いぞいずる
いざや いざや 見に行かむ

日本古謡