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📙つばめのおんがえし🎨

韓国の民話です
心優しい正直者には良いことが起こり
人の幸せを妬み自分さえ良ければいいと言う者にはお仕置きが待っている

こぶとり爺さん
花咲か爺さん
おむすびころりん

日本の民話にも似たようなお話があるなぁ
一説によると
仏教の伝来とともにお話も伝わってきたからとか

仏教 と一言で言っても
お釈迦さまが説いた仏教と
お釈迦さまが亡くなった後の仏教と
中国で広がった仏教と韓国で広がった仏教と
南アジアへ広がった仏教と
日本へやってきた仏教と
そして日本の中で広がっていった仏教と
それはそれは様々な解釈があるようなのですが、、、

その仏教の解釈の中の
悪いことをしたり嘘をついたりすると
地獄というところに落ちてしまうという考え方とは
お互いに「そうだよね〜」と分かり合えるのが
つばめのおんがえしだったり
こぶとり爺さんだったり
花咲か爺さんだったり
おむすびころりんだったりするのかもしれません

個人的には
そこまでこっぴどくやらなくてもいいじゃないか
という感覚がどうしても拭いきれず、、、
こういう民話は戒めのお話として読みます
人の幸せや成功は自分とは関係ないものなんだよ
気にしない気にしない。。。とね

とはいえ
羨ましいなぁ
妬ましいなぁ
という気持ちを全く持たないようにする
というのは難しいから
たとえ思っても顔に出したり
ましてや行動に移して嫌がらせをしたり
なんてことはしないようにしましょうね
というくらいにして
羨ましい妬ましいという心があるとしても
それはそれで自分の心の一部として認めてあげて
その羨ましい妬ましいという心を
自分が前進するためのエネルギーにしてあげたら
羨ましい妬ましいという心も成仏するのではないでしょうか

ところで
いろんな民話を検索していたら
「すずめの恩返し」というお話に出会いました
アイヌの民話です
これは上記の民話とは全く違うお話でした
すずめという小さな鳥の神様のお話です
優しい娘の魂を咥えた化け物から
すずめの神様が娘の魂を取り返す場面が気に入りました
歌を唄いながら踊り 化け物が大笑いした隙に
魂を取り返したんです
そこにはお仕置きとかやっつけるという描写はなく
知恵を働かせ大自然を敬い感謝をしながら暮らす人間と
共存共栄している神様たちの姿が想像できます

民話と言われるお話には
その国その土地の考え方や常識が見事に表されていると思います
大自然との関わり方
人間とその他の生き物を分ける考え方
全ての生き物を同じ目線で扱う考え方
目に見えない力を一つの神の力と思う考え方
米一粒にも神が宿るとする考え方
それぞれの「信仰」を
あなたはそう考えるのね
私はこう考えますよ
お互い幸せになりましょうね
という軽やかな感じで認め合えるといいなぁと思います

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