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テクノロジーにAI(愛)を込めて

 2ヶ月間の産休を終え、今月からビーコアnoteを再開しました。よろしくお願いします😄
復帰後すぐに第6回目のビューレカパートナーセミナーがオンラインで行われました。ちなみに前回はビーコアが登壇させていただきました。その時の模様はこちらからどうぞ👇

テーマはビューレカでのAI(人工知能)活用について。セミナーでは、AI画像認識を使ったソリューションの開発事例が紹介されました。

身近になったAI

AIは1950年代に学問として確立し、一部の研究者だけが触れることのできるものでしたが技術の進化とともに

1️⃣GPUがパワフルで安価になった
2️⃣コンピューターが大量のデータを処理できるようになった
3️⃣フレームワークや学習済みモデルをオープンソースで入手できるようになった

このような要因から誰もが最先端のAIにアクセスできるようになり、開発のハードルがぐっと下がったおかげでさまざまな形で社会全体に活用されています。

導入の敷居が低くなった今、ビーコアでも積極的にAIを使った実験を行っています。今回は弊社エンジニアのナガサキに社内での現状を語っていただきました!

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エンジニア・ナガサキ プロフィール
工業高校卒業後に組込メーカーでソフトウェア開発を始め、組込Linux上のシステム開発で無線ドライバ、通信プロトコルの設計実装を行い
ビーコアでは主にC/Pythonを中心として組込、画像処理、スマートフォン用アプリ、webサーバ、DB、3次元計測、回路設計、ガジェット制作など必要に応じて開発を行う。
エンジニアとしての経験は約16年。
別名「ナガサキ製作所」と呼ばれ社内のものづくりを一任されている。

ビーコアでのAIへの取り組み

💁‍♀️ (リギリ)ビーコアでのAIの取り組みについて教えてください。
👨‍💻(ナガサキ)前提として調査の側面が大きいです。多くのことをAIに依存するのではなく、部分的に採用していけるよう考えています。
実験としては物体認識を主にテストしています。

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👆シングルボードコンピューターを用いて物体検出を行ている様子。
ここから更にカラービットを検出することでソリューションにつないだり、大きな画像から効率的にカラービットを認識する実験も行なっている。

AIはビーコアのソリューションをどのように変える?

👨‍💻 今の時点では弊社のソリューションに実装する予定はまだありませんが、例えば『モノ常時管理システム』ではAIとカラービットを組み合わせて、どの箱に"何"が入っているのかを認識させることで、箱の中のモノの種類や数を入力する工数を減らし、作業する人の負担を減らせたらいいなと思っています!

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👨‍💻 また、位置管理システムでは複数のセンサーデータや履歴から位置の推論などもできたらいいですね。
💁‍♀️まだまだ発展途中のAI。実装できたらたくさん面白いことできそうですね。
・・ところでナガサキさんが今、AI以外に注目しているテクノロジーって何ですか?
👨‍💻XilinxやNvidiaのなどSBCに様々なプロセッサが搭載され始めたため、ヘテロジニアスコンピューティングに興味があります。
一般化した時にすぐに案件で使用できるように準備を進めています。

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ビーコアのオフィスは、まるで小さな実験室のよう。写真でお見せできないのが残念ですが、3Dプリンターなどで作った検証用のパーツ、デモ用の模型など・・エンジニアたちの手で一から作成したモノたちであふれています。

技術に愛を込めて

ビーコアではお客様の問題解決に最適なソリューションを提供するために数々の実験・検証を積極的に行っています。

常にフットワークを軽く、頭で考える前に実際に手を動かして検証する。
テクノロジーに愛を込めソリューションとしてお客様にお届けする 。
ーそれがビーコアの強みです。

これからのビーコアnoteでは、そんなビーコアの職人魂、また泥臭い部分もあえて紹介していきたいと思っています。お楽しみに!

Top image: Flaticon.com

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