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十二国記シリーズ
きっかけ
中学生頃、当時少年ジャンプで「封神演義」が流行っていて、中国ファンタジーにハマっていた時期がありました。
そんな多感な時期に本屋で当時見かけた「十二国記シリーズ」
今は新潮社から出版されているこのシリーズですが、私が読み始めた頃は講談社から出ていました。
著者は、ゴーストハント、残穢、屍鬼を手掛ける小野不由美さん。
イラストもラーゼフォン、ロードス島で有名な山田 章博さん。
2002年から2003年にかけてNHKでアニメ化もされており、今ではHULU、ネットフリックスでも配信されています。会員の方はアニメ版もご覧になってみてください。
漢字がやたらと多い小説で読みにくいかなと感じましたが、読み始めたら最初の印象が一気に吹き飛ぶほどストーリーに引きこまれ一気に読んでしまいました。
ネットなどでのレビューも一般的でなかった世の中で、本の内容も当たり外れがあるので1冊だけ購入していましたが、あまりにおもしろく翌日には6冊くらい一気買いしていました。
世界観
舞台は、現代社会ではなく中国を彷彿させる世界。その世界には各国に王と麒麟がそれぞれ一人ずつおり、国を治める。
王になると不老不死となり国を当地し続けるが、王が道を踏み外すと国が荒れ、麒麟も病みやがて王自身も死ぬ。
独特の世界観が病みつきになる内容です。各巻ごとに主人公は変わるのですが、総じて描かれるのは人として成長。
こうやって人はそれぞれの出来事で成長していくのかと感動を覚えた作品です。
心に刺さる名言が多い
私が後の人生でも影響を受けた場面があります。
主人公・陽子と旅の道中で出会った半獣・楽俊(らくしゅん)の会話
陽子「じゃあ楽俊は学校の試験の前に成績を祈ったり、お金が貯まるように願ったりしたことはないの?」
楽俊「そんなのは本人がどれだけ努力したかの問題だろう?神様に願ってどうするんだ?試験なら勉強すれば受かる、金なんてのは稼げばたまる。何をお願いするんだ?」
受験の勉強が大詰めの高校受験、大学受験時、この楽俊の言葉を思い出しひたすら努力した覚えがあります。
この他にも登場人物が多く名言がたくさんあります。
推しのキャラ、名言を探すのも楽しいと思います。
読書の秋の候補としていかがでしょうか?
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