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個人向けスモールM&A講座 第8回「買収を成功させている人が持っている3つの能力」

◆M&Aマッチングサイトでアプローチ!「買収を成功させている人が持っている3つの能力とは?」

個人向けスモールM&A講座、第7回では「サラリーマンが会社を買うメリット」を、解説しました。

弊社にM&A起業のご相談に来る方の中で、買収を成功させている人は、ある3つの能力を持っています。

その能力とは、誰よりも「度胸」「行動力」「決断力」があるということです。

具体的にはどういうことなのでしょうか?

個人向けスモールM&A講座、第8回目は「買収を成功させている人が持っている3つの能力」です。

◆スモールM&Aにおいて 買収を成功させている人が持っている3つの能力

スモールM&Aにおいて、買収を成功させている人が持っている3つの能力を、ご説明します。

・度胸

スモールM&Aを成功させる方は、「度胸」があります。

ゼロから起業する場合、準備期間が存在し、尚且つビジネスを軌道に乗せるまでの時間もかかるのに対し、M&A起業の場合、歴史ある企業を買収することになるので、ビジネスを軌道に乗った状態で開始する事が可能です。

その反面、M&A起業は、ゼロから起業と比べ、売り手の思い、従業員の生活、取引先との関係性維持など、M&Aの実行後に、すべてを背負う事となります。

極端な話、ゼロから起業は、経営が失敗した場合、自分一人が責任を負えば済みますが、M&A起業の場合、経営のかじ取りを誤ると関係する人、全てに影響を及ぼします。

売り手とのM&A交渉が進むにつれ、成約が現実味を帯びてくると急に温度感が下がる方がいますが、それは上記のような理由で、腰が引けてくるからです。

ここで怖気づき、何かにかこつけて買収を見送る方も実際にいるくらいです。

しかし、M&Aを成約させ、買収後も順調に経営をする方は、全く動じることはありません。

むしろ、多少赤字や債務超過がみられる案件でも本当に自分がやりたいビジネスであれば、勇猛果敢に買収に動きます。

そんな鋼の精神をもっている方が成功しているのです。

・行動力

スモールM&Aを成功させる方は、「行動力」があります。

M&A起業、ゼロから起業にかかわらず、会社に勤務しながら起業準備を進めるわけです。

どちらも実行段階では、かなりの多忙となります。

しかし、スモールM&Aを成功させる方は、日々の業務に追われながらも、必要資料の提出やご面談時間の確保、メールの返信などが早く、全てにおいて行動力があります。

自分が経験したことのない、異業種の買収をする場合では、独自に書籍を購入したり、動画を見て必ず業界の勉強もしてきます。

優良案件は、買い手が殺到するため、すぐに買い手先が決まってしまいます。

特に個人がスモールM&Aを成功させるためには、誠実さや行動力などで、売り手に何かしらの誠意を見せなければ、他の買い手候補に差をつけられてしまいます。

「行動力」があるという事はM&A起業するか、ゼロから起業するかにかかわらず、どちらにしても成功のための必須条件です。

・決断力

スモールM&Aを成功させる方は、「決断力」があります。

M&A起業における決断力とは買収に打って出るという事だけではありません。

今回は見送るという判断も下さなければいけないのです。

それもスピーディーに。

なぜならば、買収に動くのならばそのまま交渉を進めるわけですが、そうでないのならば、他の案件に即アプローチしなければならないからです。

そして、M&A起業後は、事業を経営する中で、決断する場面は幾度となく直面します。

少し厳しい言い方をさせていただきますが、買収するか否かの時点で、迷いが生じているようであれば、そもそも経営者には向いていません。

M&Aの実行とその後の経営の成功を望むのならば、迷っている暇などないのです。

◆まとめ

以上、「買収を成功させている人が持っている3つの能力」を、ご説明しました。

今回は、かなり精神的なお話となりましたが、「度胸」「行動力」「決断力」を具備することは、経営者としての必須条件です。

これら3つを兼ね備えなければ、M&A起業にしても、ゼロから起業にしても夢のまた夢で、ましてや、経営者としても失格です。

しかも、この3つは最低持っておかなければならないもので、そのほかにも経営センスやビジネス感、営業力、人望など、備えなければならない能力は山ほどあります。

ノウハウなどよりもまずは、ご自身の精神を鍛えることから始めてみてください。

それが、スモールM&Aを成功させるための第一歩なのです。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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