青春18きっぷひとり旅・九州編②しまてつカフェトレイン&島原&長崎中華街
曇り時々大粒の雨。決して良いとはいえない天候が続きます。それでも旅は続くのです!
前回はこちら。
本日の旅はこちらから。
しまてつカフェトレイン
本日のメイン、いやこの旅のメインといっても過言ではないでしょう。
どこに行くか事前に決めないタイプですが、これだけは事前にたまたま見つけて予約していました。むしろこれしか予定していませんでした笑。
観光列車、とくにこういう食事が出るタイプの列車は人生で初めて乗ります。
これまで18きっぷ貧乏旅を極めてきましたが、「私鉄においては18きっぷも関係ないし、いっそことお金をかけてみてもいいのでは?」と思った次第です。
スイーツコース、5,500円なり。
まさかの観光名所の入場券&帰りの切符付きでした!事前に確認できていなかった…。この瞬間、島原観光の行き先が確定しました笑。素直におすすめ通りに行こうと思います。
いざ乗車!カップル、カメラ女子、老夫婦、いろんな人がいます。
はじめての観光列車、その気合いの入りっぷりに驚いてばかりでした…!
内装のベースはあくまで通常車両でありながらも、工夫できるところ、微調整できるところでコストを抑えながら楽しませる工夫があらゆるところに散りばめている…!(早口)
そんなローカル私鉄の気概と意地を感じました。
そして「スイーツコース」のラインナップはこちら。(ランチコースはもうちょっと食事メインです)
しかもこれらのメニュー、お水とコーヒーを除き、全て近隣のお店で実際に販売している商品なんですよね。
単に観光列車を走らせるだけじゃなくて、これなら周辺地域を巻き込んだ町おこしになる…!よく考えられています。
そしてカフェトレイン、料理が食べれるだけではありません。
キリンレモンのCM撮影地、そしてインスタ映えスポットという、大三東(おおみさき)駅に30分程度途中停車します。(ホームに降りれます)
海のオーシャンビュー感は実際のCMにてお楽しみください笑。
この駅で有名なのは「幸せの黄色のハンカチ」。
ホームにある500円のガチャガチャを回すと、ハンカチと缶バッチと記念きっぷを手に入れることができます。
待合所のペンで願い事を書いて…
私の願いは一瞬にして雨風に攫われていきました。ここに来るには天候が悪すぎる笑。
1年に一度、ちゃんとお焚きあげしているそうなので、みんなの願いが叶うといいですなぁ。
また、カフェトレインは料理と映えスポットだけでもありません。ガイドのお姉さんがすごいのです。
元はとバスガイドなのか?というくらい、案内がうまかったです。各駅のトリビアや見所はもちろん、最後はアカペラで歌まで歌っていました。私ははとバス東京周遊ツアーに乗っているのだろうか?笑
経験者さんを連れてきたか、普通の島原鉄道社員さんがめちゃくちゃがんばっているのか、どちらにせよすごいクオリティ。
地味に出発時「カフェトレイン、オープンします!」&到着時「カフェトレイン、閉店のお時間です。」と言っていたのがお気に入り。設定ちゃんとしてるなぁ。ディズニーかよ(褒め言葉)。
旅行+フォトスポット+ガイド+観光優待券+帰りのきっぷで5,500円ならすっごいコスパです。ぜひおすすめしたい。
島原観光
しまてつカフェトレインを堪能したうえで、カフェトレインきっぷにくっついていた「島原城」「四明荘」に行ってきました。
・島原城
城内の展示ではキリスト教伝来や禁教の歴史を学ぶことができます。
マリア像、これでも西洋のものとはかけ離れていますが、歴史を経て禁教が厳しくなるごとにどんどん仏教チックな風貌になって行きました。
宗教学を専攻していた身としては、こういう宗教と宗教がどんどん混じっていく様子は興味深く、ロマンを感じる大好きなジャンルです。
そして天守閣。
まだまだ雲は低いですが、景色が見渡せるようになってきました。よかった。
・四明荘
ここは「鯉の泳ぐまち」という観光街にある、まさしく鯉が見れる日本家屋です。
池からは約3,000トンの湧水が湧き出ているんだとか。湧水を引いているんじゃなく、そこから湧き出しているというのは珍しい気がします。
そして「鯉の泳ぐまち」なだけあって、ここ以外にも鯉を泳がせている池がいくつかありました。
湧水の中でのびのびと育ったからか、自分がこの観光地における主演だということを理解しているのか、ここの鯉はみな気品高く、優雅です。
ちゃんと自分の役目を理解して(?)振る舞う鯉、プロで好きです。
・かんざらし
四明荘のほぼお隣、しまばら湧水館にて名物の「かんざらし」をいただきます。
かんざらしとは、はちみつや砂糖のシロップに入った白玉のスイーツです。
ポルトガルから砂糖が直接伝わった長崎、島原ならではの歴史の長い甘味ですね。
シロップに浸かった白玉…と考えると甘さのパンチがありそうに聞こえますが、全くそんなことはなかったです。
ベタベタしないさらりとした甘みなので、真夏でも行けちゃいそう。おいしかったです。
・島原温泉ゆとろぎの湯
近くに日帰り温泉もありとのことで、行ってきました。
無色〜茶褐色のお湯で、ほんの少しだけしょっぱいような気がします。湧水も温泉も出るなんてすごい。なんだかんだこの旅で最初で最後の温泉でした。
島原→長崎へ
本日の宿、長崎駅方面に向かいます。
カフェトレインのガイドさんが「このエリアは潮の満ち引きが大変激しく…」と言っていましたが、なるほどこういうことですね。
行きはもっと近くに海があったはずですが、干潮の今ははるか先まで引いてしまっています。
たまたまですが、どちらのパターンも見ることができよかったです。
そして長崎駅!
駅前だけでなく長く広域に渡って都会でした。
長崎中華街のちゃんぽん
ホテルでチェックインし、ダラダラし、長崎中華街に向かいます。もう夜です。
区画としては横浜中華街より狭いですが、原色ネオンのおかげあって急に中国に誘われる感じが素晴らしい。
正門をとっていた大学生たちが「…映えねーな」と呟いていたのが笑いました。映えない色がむしろ良いのです。
そして中華街名物のちゃんぽん。
ちゃんぽんといえばリンガーハットで育ってきましたので、比較的対象がリンガーハットしかないのですが、美味しかったです。
スープは濃厚だけどリンガーハットよりは優しめ(胡椒をかけるとちょうどいい)、麺は太麺なのにキレがあって中華街の勝ちでした。
そうは言ってもリンガーハットも美味しい。きっと東京に帰ったら食べることでしょう。
2日目終了!最終日の3日目に続きます。
九州旅 つづく
最後までお読みいただきありがとうございます!もしよろしければサポートもよろしくお願いします。新たなひとり旅の旅費となります!たぶん。