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【山で花を見る(山エッセイ)】

山に登っていると様々な花を見かける。桜や梅、ミツマタやアジサイくらいならわかるけれど他の花は名前がいまいちわからない。

山で気になる花を見かけた時は写真を撮って、帰宅してから調べてみる。名前がわかる時もあればわからない時もある。今はスマホにGoogleレンズという便利な機能があり、似た形状の写真をネットで探してくれるので調べる精度はかなりあがった。

季節ごとの花を見に山へ登るのも面白そうだと思う。山のブログを読んでいると「今の時期はこの花が見頃だからあの山へ行く」といった基準で登る山を決める人もいる。目的が花なら天気が曇りや雨でも山歩きを楽しめそうだ。桜を見る花見があれだけ楽しいのだから他の花を見るのだって楽しいに違いない。

通りすがりに名前も知らない花を発見しているだけの今でさえ、一期一会の面白さがある。街では他人の目が気になって花を愛でることでさえためらってしまう。山は他人を気にしなくて済むからいい。思う存分、花を眺めていられる。

いつか山に咲く花の名前くらいなら、見ただけですぐに判別できるようになりたい。

googleレンズ先生によると、これはヤマツツジ。


また新しい山に登ります。