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[Another]とりあえず同級生が死にまくる小説を読んでみた

注意: 差し障りがない程度のネタバレが少しあります。どうしても嫌な人は読まないでください。
こんにちばんは。わてるです。
このアカウントはゲームを中心に紹介するのですが、記事ばっか書いてても目が悪くなるので本を読むことにしています。その際に読んだ本をせっかくなので記事にしてみました。

選んだ本: Another 上・下 著者:綾辻行人

どうやらこの記事の作者は常にホラーを摂取しないと死ぬそうです。
今回読んだ本は「another」という小説です。
結構前にアニメ化されているとのことで、知名度はそれなりにある小説ですね。
アマプラで見られなかったのでアニメは見れてません。

あらすじ

いっけなーい!死んじゃう死んじゃう!私、榊原恒一‼夜見北山中学校に転校してきたどこにでもいる中学3年生!初登校初日から肺の病気が再発したりと大変だったけど、クラスメイトは親切に接してくれる!でもこの学校、何かがおかしい……?そう思っていたら、クラス委員長の桜木ゆかりが死んじゃって!?どうやらこの学校の3年3組に関わる人物は月イチの頻度で誰かが死んでいくんだって!?私、これからどうなっちゃうの〜!?


なんだか誤解をうみそうなあらすじになってしまいましたが、本作に対する侮辱ではありませんのでご注意ください。
実際主人公の榊原恒一くんは月イチで人々が死んでいく現象
「呪われた3年3組」
に勇敢に立ち向かって行きます。
呪いを断ち切る方法はただ一つ、クラス内にいる
「いないはずの人」
をこの世から消すこと。
最終的に主人公は衝撃の事実にたどりついてしまうのですが、ネタバレになってしまうので秘密です。とりあえず綾辻行人さんは人を驚かせるのが得意ということです。

死と隣り合わせの中で少しでも仲間が生きる道を探し続ける物語

この本を読むにあたって把握しておきたいのが、
「呪いは本当に呪いであり、あくまで現象である」
ということです。
つまり、裏で手を引いている秘密結社がいるとか、最終的に国際的な問題になってくるとか、そういうことはないです。
3年3組に関わる人の中からランダムに選ばれ、選ばれた人はどんな方法でも死んでしまいます。
それもかなり低確率じゃないと起こらないようなことも、呪いの的になったら起こってしまいます。(実際一番最初に死んだ人は階段から転げ落ちたら運悪く喉に傘がぶっ刺さったというなんとも運が悪い死に方をしています)
また、「3年3組に関わる人」ですので、教職員はもちろん、クラスメイトの親戚、家族にも影響があります。
つまり、この漫画の登場人物はいつ自分や自分の家族が死ぬか分からないのに、その中で呪いに立ち向かっていくというすごい精神力を持ち合わせているということです。
そんな人々が呪いに立ち向かっていく姿には何だか私までも勇気付けられた気がしました。
夜見北山中に残る呪いを断ち切ることが果たしてできたのか、ぜひとも本を読むかアニメを見るかして確認してみてください!
ネタバレサイトはズルです。

本を読んだ感想

さすが綾辻行人さんと言うべきか、しれっと伏線をばらまいていたり、後半に驚く内容をたくさん書いたりしてあり、一回読むだけでなく複数回読んでも楽しんで読むことができました。
しかし、小説のジャンル上人が死ぬシーンの描写が詳しく書かれすぎてイラストもないのに気持ち悪くなるようなグロ描写があります。
イラストこそありませんが、グロ描写が苦手という人は気をつけてください。
皆さんも、たまには本を読んでみてはどうでしょうか。



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