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リハビリでの時間の流れ(時は戻せない)


お久しぶりです。
4月から新人指導が始まり、そっちにそっちのけでノートをおろそかにしていたのは私です。反省します。

今日は、新人指導をしていてリハビリに関する時間の使い方について考えていました。
当たり前っちゃ当たり前のことなんですが、どうしても新人さんは時間の使い方がまだまだ上手ではありません。
そこで、私が整形外科のリハビリで意識している部分を共有していこうとおもいます。

以前こちらの記事で、柔道整復師が整形外科においてリハビリをするといくらくらいの収益が出るかを記事にさせてもらいました。

運動器リハビリテーション(1)でも(3)でも実施する時間としては同じなので、一回のリハビリの中でどういった時間配分で患者さんにより良い治療を提供するかを頭の中で組み立てていく必要性があります。

基本的なリハビリの流れはスライドの通りです。

患者さんが予約時間ぴったりにきてくれる事を前提にして話を進めます。再診(何回かきている患者さん)の方であれば、前回の治療の効果がどうだったか、現在の状態はどのような状態か、『問診』をした上で、再度その日の状態を評価・検査します。大体ここまでで時間をかけて5分です。すぐにベッドに寝かせて治療にうつる先生方もいるかと思いますが、それは疾患や患者さんの状態によると思っています。お年寄りとかは、『マッサージ』を受けにきた!みたいな認識ですぐにベドの横になろうとしますが、私は比較的とめに入ってしまいますね笑(感じ悪くならないようには心がけています。)次は、治療に移ります。事前の評価ができていなければ治療対象を絞ることができません。特に1単位であれば20分しか時間がないので、治療にあてられる時間はあっても『7~10分』だと思っています。治療が終われば、最後には『効果判定』を必ずします。揉んではい終わり。で患者さんを返してはマッサージ屋と同じなので必ず、痛かった動作や、可動域、動作観察を改めてするように心がけます。リハビリ室で次回の予約を取るのも、患者管理の一環です。当日の状態から、次回の通院ペースを決める。この能力もリハビリをするにあたっては必要不可欠な内容になってきます。

2単位(40分)で行う場合は以下のような時間配分を意識しています。

単純に時間が増えただけなので特別なことはありませんが、私はもともと前職では1単位(20分)でリハビリをしていました。
運動器リハビリテーション料の算定は、『週108単位』と上限が決まっています。
仮に週休2日だった場合に、大体1日で取得する単位は21~22単位です。
つまりは、1日に20人弱患者さんを担当することになります。
みなさんどうですか?
正直めちゃくちゃ大変でした。実は1日に取得できる単位の上限はないためシフトの時間詰めつめでやるとMAXで25人近くをみた経験もあります。

今の職場は、基本的に2単位(40分)でリハビリを行なっているので、1日に見る患者さんは、半分くらいになりました。
そう思うと2単位でやっている施設の方が健全じゃない?
と思うかもしれません。
確かにセラピストの負担は2単位でリハビリを行なっていた方が、自分の経験上軽いです。
しかしながら、キャンセルなどが出てしまうと予約表にぽっかり穴がありたりするので、暇になります。(収益も2倍減りますよね?)

また、最初から2単位の施設でリハビリに従事した後に1単位でリハビリを行なっている施設に転職などをした場合には、おそらくそのスピード感についていけないと思います。
(私は、逆の経験をしていて良かったなと思っています。今まで早くやっていたことを、遅くすればいいので、より細かい評価やリハビリができるようになって嬉しいです。笑)

学生や、転職を考えている方は、そのリハビリ室がどのような方針でリハビリをしているかをしっかりと聞くのも大切かもしれませんね!


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