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#恋愛
62円の値打ちな『my life』
僕がミスチルを語る上で、どうしても『my life』をはずせないのは、やっぱりその人間臭さというか、誰の心にも潜んでいる内気さ・なよなよしさとかが、ギュッと詰まっているからだ。
のっけから、
62円の値打ちしかないの?
僕のラブレター読んだのなら
返事くらいくれてもいいのに
-『my life』より
という、僻み根性丸出しなフレーズ。
でも、すごくあるあるなことで、わかってしまう自分もいる
『innocent world』に飛び込んで
初めて買ってもらった携帯は、ドコモのF503iSだった。
紫なのか、青なのかよくわからない色。そんな宙ぶらりんさは、思春期の始まりの僕にとっては思えばぴったりの色だった。
携帯を買ってもらった当時、好きだったあの子と「アドレス交換をしよう!」と思って大喜び。
でも、結局あの子は携帯を持っていなくて、僕のアドレス帳にはしばらく家族と悪友たちしか入っていなかった。
その頃、メールアドレスは一種のア