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【詩】

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#詩

【詩】Space Run Away

【詩】Space Run Away

郊外都市の横断歩道
ここが僕の世界の中心である

道行く人々 それぞれにシナリオがあって瞳に映る景色の輝きも変わる

僕はまじまじと見ていた
お酒を片手に帰る恋人たち、くたびれた背広のサラリーマン、虚ろな目をした少年、水商売の女

世界は果てしなく広いはずなのに皆この中心で生活(くらし)を育んで殆どの人はここで一生を終える

ある日夢で宇宙を見た
スターウォーズの見すぎだろうか

そこには果てしな

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無感情論

無感情論

この感情を歌った歌はどこにある?
この感情を伝える言葉はどこにある?
絶望しているという言葉では安易に著せない
この感情はもっと複雑で難解である
理解されなくていい もう絶対に人に期待などするものかと決めたすぐ後にやっぱり
人に優しくされたいと 褒められたいと
本当は心の奥底では思っているのだなと感じた時
どうしようもなく死にたくなった
だから一層この感情を知りたい
何だっていい この感情を表した

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逃避行

逃避行

オルゴールが薄黒い空気を中和する
柔らかな音に重なる罵詈雑言はカオスを生み出す
息を殺してオルゴールの音だけに耳を傾ける
殺伐とした部屋に甘い旋律
対照的な物が同じ空間に溶け合う
それは狂気的であるが故により一層美しい

外は雨が降っていた 気温は3度
今日1日何も口にしていない
財布には吹雪が吹いているが死に急いでいるせいか心は火照っている
僕はずぶ濡れになりながら歩く
行く宛てなどない

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死を纏う詩人

何も変わらない毎日に絶望した真っ白な天井を呆然と見上げるどれくらいの夜を明かしたのだろう心音に耳を傾けた 命の鼓動を鳴らしてみると僕には休符の1つも打てないんだってことは明々白々なんだとさ都合良くできたこの世界を塗り替えるにはどれくらいの時が必要なのだろうか自堕落で怠惰な日常に創作は花を咲かせ虚無を打ち壊す一時の熱情たった一遍の詩ごときに何も出来やしないと知りながら相も変わらず詩う言の葉は都会の喧

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杞憂であれ、世界

杞憂であれ、世界

居心地が悪い夜だった。
それは今日に限らない。
問題ない、こんな夢は何度も見た。
陽気なロシア民謡にデスボイスが鳴り響いて
ラブストーリーが始まる。
トゲトゲのライダースジャケットを着たモヒカン頭の男女2人がキスをする所で核兵器が爆発する。
また会いたいね、会いたいよ。
世界は跡形もなく溶けた。
杞憂であれ。杞憂であれ。

地震速報のように不気味な音でジャニーズの音楽が流れカメムシが耳元で羽ばたく

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