ゆめ

『ぼくらは夢に殺される』

あのとき世界は何色だった?
そのとき君は何色だった?
僕にはすべてが灰色だった…

人も世界も 影絵みたいにうごめいて
音を持たず、笑っていた

生きる屍の僕にだけ
灰色の雨は降り
布団の上で溺れかけた

ただ生きながらえている僕にだけ
未来はとどめを刺しにくる
見えない夢が僕を殺す

水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。