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【詩】春が弾けない
君の死体
ピアノみたいに弾いてみたい
棺の上で自慰するように
その小さな胸の黒鍵も
下の茂みの白鍵も
指を開いて蜜まで届く
「いま何が弾けるの?」
何でもさ
雨とか灰とか神様とか
弾けないのは春くらい
「私の部屋のドアノブを舐めた時
初めて勃起した曲は?」
ああ
君のあそこは
確かに業火の味がした
無音の海
桜の煙が染みて逝く
春が弾けない
弾けそうにない
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《了》
水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。